愛してるぜ飛騨高山! 1


やっぱり何度スタートラインに立っても
レース出走前ってのは緊張するものである。

なんというか、
地に脚がついていないというか。
ソワソワするというか。

飛騨高山ウルトラマラソン!
ついに一年越しに帰ってきた!

朝は3時過ぎに会場入り、
ストレッチなんかをしながら準備を整える。

準備を整えたら、いざスタートラインへ!

 

スタート前の挨拶には市長が登場!
市長の 「ずっとゴールで待ってます宣言」はもう毎年恒例やねw
これが無かったら飛騨高山じゃないのだ。
今年はリタイアしたランナーにタオルを配るとか。

 

スタート直前。

今年は4月に118キロの富士五湖をクリアした。

今回は100キロ。去年もクリアしている。
大丈夫必ず完走できるさ。
と思っていても、不思議と妙な不安にかられる。
やっぱり100キロ走るってドキドキなんだよね。

5時、ついに号砲が鳴り響く。

いざレースが始まると、まだ2キロも進んでないのに
完走の心配は吹っ飛んで
「あぁ~~早くゴールしたい!」
「ゴールが待ち遠しい!」
と、ゴールするときのあの感動、喜びを
はやく味わいたいと気持ちが先走ってたなぁ。

それだけ今回は余裕だったって事だな。
富士五湖なんて絶望的にマイナスマインドだったからなぁw

 

気持ちに余裕さがあったおかげか
今年はスマホでチョイチョイ写真が撮れた。

3キロか4キロほど進むと、
古い町並みがランナーを待っている。

朝はまだ5時を回ったばかりなのに
結構な応援の方たちがいた。

今年て6回目だから、恒例のちょっとしたお祭り騒ぎなんだろうな~。
古い街並みを抜けると今度は田園をぬけ、一つ目の峠を超える。
峠を超えると21.8キロ地点の最初の関門。

このレースは比較的
レース計画が立てやすいと思う。

関門は、
第一が21.8キロ
つづく第二、第三、第四、第五がそれぞれの区間がおよそ17キロ。
つまり、最初ハーフを走った後は17キロ走を4回クリアする寸法だ。

最初の関門にはお蕎麦があったり、
歌舞伎の格好をして選手を鼓舞する応援団がいたり。

もう、楽しくって楽しくって、
思わず応援団とハイタッチしたりしてはしゃいでたなぁ~~。

 

第一関門を過ぎると、

飛騨高山ウルトラマラソン名物
1000メートル近い山登りが始まる!

ここがホントにしんどいんだわ・・・
アホか!ってくらいきつい。
最初は徐々に登っていく程度の坂なのだが、
次第に急坂にかわって、思わず歩いてしまう。
というか、あんな坂で走れるかってw

でも

登り坂のキツさが
意外に醍醐味だったりするw

その登り道の道すがら見える乗鞍だけの景色。
登ってきたランナーへのちょっとしたご褒美だね。

 

そして・・・

キター!コースの最高到達点!
気分も最高!

このスキー場が第二関門だ!
もうねぇ~~、スキー場まで登らせるとか
どんなコース設計だよ!まったく!

 

第二関門の後はしばらく下りが続くのだが、
実はこの

下り坂が結構キツかった( ̄▽ ̄)

登りよりもきつかったかも。
なんだか下るときの衝撃でお腹の脂肪が揺れて痛いしw
あまり突っ込みすぎると危険なので脚に力を入れて
速度がつきすぎないようにするのだけど、これが逆に脚に負担がかかるし。

それにしても天気が最高に良くて暑いくらいだった。
写真はちょうど3つ目の峠付近。

 

第三関門到着!

ここまで57キロを走り切った。時刻は昼手前の11時36分。
レース展開的には超余裕。
ここで去年食べそこなった飛騨牛肉をようやく食べられた。
凄くチッサイ肉片だったけど、念願はかなったぞ!

それにしても今回のレースはエイドごとに良く食べたなぁ~~。
結構お腹いっぱいになってたよw

 

そして・・・

ここが飛騨高山ウルトラの鬼門

千光寺の急坂!

ほんとフザケンナ!っていう位の急坂が2キロ近く続く。
でも、気持ちにはまだまだ余裕があって、
むしろちょっとこの急坂を楽しんでた感もある。

 

強敵千光寺を踏破しても、まだまだ40キロ近い道のりが残っている。
のどかな山間の道をひたすら次の関門を目ざしてひた走る。
第四関門は74キロ地点。レースの3/4をクリア。

それにしてもかす汁が旨い!
あれお代わりすりゃよかったな・・・
来年はもっとたらふく食べてこようっと。

 

写真の日陰っている曲道。

ここがラスボス峠頂上付近。

このラスボス峠は地味で長い。
今までのような目を見張る景色もない。
名所もない。

ちょっとした嫌がらせである。

この時点で完走確実となり、気持ちに緩みが
陽が沈んで気温も下り体温も落ち着いたせいか?
ラップタイムがかなり落ちた(。-`ω-)

ラスボス峠を下ると最終第五関門、
ここでみたのはリタイア選手用のタオルの箱・・・

こんなもの!いらない!
欲しいのは完走メダルだ!!

 

これが待ちに待った
残り1キロの印!

ここまで来ると後はもうウィニングランだな。
今までの道のりを想いだしながら最後の1キロを進む、

そして・・・

 

これがゴール!帰ってきた!!

この瞬間を味わいがために
今までずっと走ってきたのだ!

フィニッシュタイムは12:38:13

なんと!去年の記録を1時間近く更新!
こんなに楽しくはしって、記録も更新!

フィニッシュライン奥では市長が待っていてくれて
今年はちゃんとハグが出来た!

おもわず

市長に「また来ます!」と約束した。

必ず来年も戻ってくるぜ!

 

一条シン君はこう語った。
世界が輝いてみえる。
まさにその通りだよ!
愛しているぜ飛騨高山!

ホントに楽しかった・・・・。
正に最高ってやつですわ!

 

今年はゴールが去年よりも1時間も早かった事と
体力的にもまだまだ余裕があり少し早めに会場を後にした。
帰り際のシャトルバスには副市長?がワザワザ挨拶に来てくれた。
飛騨高山ウルトラはこういうサプライズがまた楽しかったりするんだよね。

 

レース後は高山市内のホテルで一泊。
正直この日もラブホにしておけばよかったなwお風呂でかいし。

 

 

翌日、帰る前に半日ほど
高山市内を観光して回った。

今年のレースは、富士五湖の反省が効いたおかげで
脚に疲労感はあるものの余裕で歩き回れるほど力が残っていた。

飛騨牛まんを食べたり、
飛騨牛のおみあげを買ったり、
博物館にいったり、
日枝神社にいったり、
レースで走った古い街並みを中心にゆっくり散策。
走った場所を改めて観光しながら大会の余韻を楽しむ。
トコトン飛騨高山を楽しむ!

文字通り思いっきり楽しむのだ!

富士五湖の時は半泣き、いや全泣きで走ってたのが
ありゃなんだったんだwww

特にレースのコースになった場所をゆっくり歩くと
これがまた色々と感慨深いのですよ・・・ウン。

 

モチロン帰りもバイク!
自分でも走っちゃうしバイクでも走っちゃう!

でも・・・・

疲れた状態での300キロの道のりは
流石にしんどかったw

 

今回の走行距離・・・

実は富士五湖の時からなので・・・
延べ885キロ!

現在の走行距離
2076/10000キロ

と・・・

自分の脚で100キロ!

 

それにしてもだね、
ツーリングに、ウルトラマラソンに、観光に、
こんな事が出来るのは飛騨高山だけ!

来年の飛騨高山ウルトラマラソン
出場決定です!

何だか今から楽しみになってきたwww

 


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