03:50:17 3


42.195キロを走る事
3時間50分17秒
これが・・・
神戸マラソンの記録である!

神戸マラソン!やりました!!目標通り・・・サブ4達成!
新記録ですッッ!!やった!やったぜ!!
いわきのレースでは、なんとも苦い経験をした・・
が、

おれは成長したぞ!!

神戸を散策した後、
宿に入り、早速レースの準備に取り掛かった。
次の日の朝混乱しないように装備品を一通りそろえる。
塩飴。スペシャルドリンク。
ほかに、大会のエキスポ会場で手に入れたスマホホルダー。
大会の演出の一環で、
スタート前にヒマワリを咲かるための黄色い手袋。
そして大会記念Tシャツにゼッケンを取り付ける。
今回は初めてゼッケンに計測チップが張り付いていた。
これは便利だね!

スペシャルドリンクは、
ウィダーインゼリーの入れ物に入れて持っていくことに。
ポケットに走って試走した感じでは、
特に気になるほど邪魔にならなかったのでこの方法をとった。
ドリンクの中身は、飛騨高山で試して結構気に入った
ポンジュース+ハチミツ+塩飴。

あとは、当日ゴールまで運んでもらう荷物入れなどをチェック。
準備万端!

この日は、深夜バスと神戸散策の疲労で
ベットに入って速攻眠ってしまった。

流石に疲れていたんだろうなぁ。

 

レース当日は、始発で三宮に向かう。
朝はタクシーを呼んだのだが・・・
とんでもない濃霧でほぼ視界ゼロ

タクシーの中でひたすら
「こわいっすね・・・」を連呼していたなwww
だって、視界ないのにダウンヒルとか走るんだぜ?
レース前から興奮気味だw

 

二郎駅から三宮まではおよそ50分ほど。
ついたときは6時ちょっと過ぎ、
まだまだスタート会場は準備中だった。
流石に早朝だけあってランナーはあまり集まっていない。

解除は神戸ルミナリエ。入り口では金属探知機のチェック。
ランナーが2万人集まる大会だ、流石に警備もしっかりしている。
ようやくランナーたちが集まり出したのは、7時を過ぎたあたりから。

自分もこの辺りから徐々にウォームアップを開始。
ここで異変に気付く・・・

か、体が重い!
ってかお腹パンパンだッ!
(;´・ω・)

実は東京を出る前から、カーボンローディングにと
事あるごとに、オニギリを食べたり、ラーメンを食べたり。

結構ガッツリ食っていたので

どうも、カーボンを
オーバーローディングしたらしい・・・

まぁここまで来たら、仕方ない。
体が重かろうが何だろうが走るしかないのだ!

 

8時30分を過ぎると、あたりはランナーでごった返していた。
コスプレをしているランナー。
座って集中力を高めているランナー。
トイレに駆け込むランナー。
海外からのランナー。

そして、沿道にはチラホラと応援する人たちの姿も。

レース直前の独特の
緊張感と興奮が渦巻いている。

コレ、コレ、コレ!
これれだよコレ!(゚∀゚)

普段以上に入念にアップをしたので、
汗もかき始めていた。

これはレース4分前のツイート。
目の前には六甲山。脇には神戸市役所。
そして2万人のランナー。
ついに始まるぞ!闘いが!神戸マラソンが!

開会式が始まる。
あの震災から見事に復興した神戸の賛歌が流れ
そして全員が一斉に黄色い手袋つけて空へ掲げる。

午前9時レース開始!!

巨大な人の塊が一斉に動き出す!

計画通り、最初の渋滞はあまり焦らない。
普段の練習でも、最初は7分や8分のペースで始めている。
要するに最初は普段通りにやればいいのだ。

大会では必ず
大会ブーストがかかる

いつもとは違う雰囲気と緊張と興奮が入交じり。
いつも以上に力を使ってしまう状態。

アドレナリンに火がついているので、
ある程度自分の実力以上の力を引き出せるが、

走力、特に持久力が
上がるわけではない。

ここが注意だ。
いつも以上に前半で力を使ってしまい、後半崩れてしまう。
いわきの大会の失敗を思いだすんだ。

数分が経ち、ようやくスタートラインを切る。
ここから徐々に全体の動きが早くなる。

そして報道の数もすさまじい。流石に大型都市の大会だ!

あまりの激しい応援に、
スマホからのアナウンスが聞こえない。

 

前半は明石海峡大橋に向かう。
だいたい、4キロくらいまでだろうか?
大勢のランナーがいて多少の窮屈さはあったが
それでも道幅の広い国道を走るので、快適だった。

 

状況が変わったのは6キロ手前くらい。

急に道幅が狭くなる。

狭くなったことで、周りのランナーとの距離が縮まり、
ランナーを追い越そうにもナカナカできない状況。

むしろその事で
ペースが抑えられて良かったのかも。

ここまではほぼ計画通り!

ただわずかに異変が・・・
ちょっと・・・
トイレに行きたい・・・かも?

いやいや気のせいさ<(`^´)>

山陰本線の線路わきを走る事、4、5キロ。
視界が広がり海が見えた!

この日は曇り時々晴れで、気温は高め。
太陽が照るとカッっと体が熱くなる。

直ぐ前を走っていた、
ちょっと太めのミクさんが
「あつい!あつい!!」と叫ぶほどwww

確かにいつもよりもかなり汗をかいていたので、
暑さにやられないように水分を積極的に摂りに行く。
そして作戦通り5キロごとの塩飴。

おかげで、バテることはなかったが・・・
水を多めに飲んだおかげで、より一層トイレに行きたくなる。

その・・・トレイってのは
小さい方じゃなくて、
ええっと・・・大きい方よ。

要するに食いすぎたのが、今、来たわけだ(;´・ω・)

この時は、レース最後までこの状態で粘ろう
トイレによったらサブ4達成がヤバイ!と思っていた。
その便意のおかげか、うまいくペースに抑えが効いていたのかも。

 

10キロすぎまではサブ4には及ばないタイムで入った。
まだまだ焦っちゃダメだ!

ようやくサブ4達成タイムまで近づいたのは15キロ過ぎ。
よし!いいぞ!計画通りだ!でも・・・便意が・・・。

20キロすぎ当たり。ピコ太郎(のコスプレのランナー)に遭遇。
沿道から、わーーーピコ太郎がんばれー!!!

そんな声の中に
ナント!!「がんばれ船長!!」と!

ゼッケンに半袖船長と書いてあったのだが、
まさかホントに応援してくれるなんて!!

これはありがたい!!
パワーが出る!!

でも・・・走りに精一杯で、リアクション出来なかった・・・
スマぬ!ゆるせ!!

 

24キロ、ここまでは普段のトレーニングでも走っている距離。
まだまだイケる。。。って状況ではなくなっていた。
中盤手前からの便意がより一層強くなる。
やばい・・・ウンチしたい・・・

26キロあたり、ふと脇にあったランナー用トイレが一つ空いていた。

今だ、トイレに行くなら今だ!

正直、トイレストップで5分も10分も使ってしまうと
サブ4が危うい、とは言っても、「やらかす」のはもっとマズい
結局トイレストップを選択。

インターバルならぬウンターバルだツ!!

いそいそ用を足す事2分ほどだろうか?

出す物出してスッキリさわやか!
よしここからだ!

食事中の人スイマセン・・・

計画通りにこの辺りから出来る限り突っ込む。
トイレの心配もなくなり。沿道の応援も相まって。
気合がより一層入る。

ただ、普段よりは数秒早いもののタイムは思った以上に上がらない。
これも想定内。

32キロ手前になると、歩き出しているランナーや
ペースがガタ落ちしたランナーがチラホラ。
恐らく前半突っ込みすぎたんだろうと思う。

確かにこの辺りは一番きつくなってくるが
俺はまだまだペースを維持で来ていた!
作戦がドンピシャすぎる!!

35キロ当たりはバイパスの坂の登場
ホントの正念場

坂のために結構なランナーが歩いている。

俺は足を止めない!
止めてたまるか!!

目の前に広がるポートアイランドを見ながら、
1キロ1キロ、とにかくペースを維持することに集中。
そのおかげか?感覚的にこの30キロ~40キロは
ホントにあっという間だった。

40キロ・・・あと2キロ
ついにペースが一気に崩れる

30秒ほどガタっとタイムが落ちた。

ホントにこの2キロはきつかった

 

そもそもフルマラソンが42.195キロになった理由は
どこかの王女だか金持ちの女が
「自分の家から見たい」と駄々をこねたせい。
そのせいで40キロが42.195キロになった。

どこのどいつか知らないが、
この2キロはソイツを恨みまくった。

くそ!長い・・・長すぎる!!

あと少し・・・ガマン!我慢だ!
徐々に応援の人たちの人数が増えていく・・・

この雰囲気は・・・すると前方に

ついにゴールが見えた!

ゴール直前、すでにサブ4達成が確定したおかげで
自分が思っていた以上にニヤけていたみたいだwww

ゴール!
ヨッシャァァァー!!と
自然に叫び声が出たことを覚えている

サブ4達成のなんとも言えない嬉しさに、
とにかく終始ニヤケっぱなし。

やったよ・・・

今回初サブ4で、しかも初めてフルマラソンを
一歩も歩かずに走り切った。
レース全体は事前に考えた作戦通り運んだ。
今回はレースメイクの成功が一番大きいかも!

レース後しばしの休憩
なんというか、充実感でとにかくいっぱいになっていた。

ここで一つ驚きがあった。
休憩すること1時間程度、なんと!
もう走れる位に脚が回復しているぅ!

こ、これは!これが成長のあかしか!?
ウルトラランナーは42.195キロじゃクタばらない!

おれは成長したぞ!!

まさかこんな所で成長が実感できるとは!
レースは昼に終わり、まだまだ時間があったので
早速ゴール周辺お祭り会場を散策した。
唐揚げを食べたり、出し物をみたり。
この日沿道で応援したり、

マラソン大会を楽しんだ人は
合計で60万人だったそうだ!!

すごい・・・、走っていてもスゴイ応援だったのは覚えているが
そんなに人がいたんだ・・・

 

4時近くになると一路スタート地点となった市庁舎前に戻る。
あれだけのランナーがいた場所は、
何もなかったかのように普段の情景に戻っていた。

兵どもが夢のあと

満足感と達成感を神戸の街中で一人かみしめていた。
今から思えば前日の神戸散策ではずーっと驚きっぱなし。
レースは目標を達成。

もう何も言う事はない、完ぺきな旅だった。

ありがとう神戸!

この経験は絶対に忘れない・・・
忘れるわけがない・・・

 

 

神戸マラソンはこうして終わった。

さて、次なる目標は?
次は何を目指す?

新たな挑戦に向かって・・・

明日からまた
トレーニングの日々が始まる!!


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