靴下が一番恥ずかしい訳で 3


先週の土曜、腰を痛めて病院に搬送されたのだが

本当に救急隊の方々には感謝している

朝は普通に動いていて、午後出かけようといたところ
急に腰にピキッと鋭い痛み
「あ、やべぇ、昨日疲れてるのにジョギングなんてしたから
筋肉痛か、ぎっくり腰でもやったかな」と

その直後、強烈な痛みで倒れ込み立てなくなって
一時は上半身だけ起こせていたのだけど

あまりの痛さに身動き一つとれなくなった

あんな経験は初めてだったので焦ったのサ

「どうせぎっくり腰だからちょっとしたら動けるだろう」と思ってたけど

甘かったねー

さらに焦りをあおったのは、
携帯の画面が割れて必要な番号が分からない事と

身動きとれないのにトイレに行きたくなった事

幸運だったのは、手の届く範囲に紙とペンがあった事と
普段からバッグに色々モノを入れていた事
番号の分かる範囲で電話したあと

結局、119に電話して、救急隊を呼んだのだが

恥ずかしい事に

最近まともに家にいなかったので
半ゴミ屋敷化していた事と

あと、換えの靴下が無いので
「面倒くさいから」
左右色違いの靴下をはいていたこと

救急隊が到着すると、本当にドラマと同じように
「バイタル正常」「意識正常」、「はい確保して」と手際の良いことこの上ない
場所が狭かったので、「***しかないな」(***は道具名、覚えていない)
と、イレギュラーにも即座に対応、守備範囲の広さが分かった

イチイチ行動する度に隊員同士で声を掛け合い
「ハイ確保、頭起こして」
「行きます」「おれこっち確保しますね」
「まど気をつけよう、割らないようにな」「はい行きます」
常にお互いの連携を確かめ合っていたのには
チームプレイの基本をかいま見た

驚いたことに、救急車どころか消防車も駆けつけていて
ちょっとした騒動になっていたな

地元の病院2件に断られ搬送までおよそ1時間半以上

かるく寝ちまったサ・・・スヤスヤと

診療までに数十分、で、お分かりですか?

そうです、もう膀胱が破裂寸前なわけですわ

もう腰が痛いとかじゃなくって、トイレに行きたくってたまらなかったね
結局処置室でし尿ビンつかってナントカなったけどね

当直医、おそらくインターン生だったと思うのだが
レントゲンでの結果は正常、鎮痛剤をうつんだが
やはり、激痛で体を起こせない

痛いからというより、痛みで体中の筋肉が強張ってしまって
体の自由がきかないのよ

ヤバイと思ったんだろうね、そのまま入院
看護師さんの機転に感謝

結局4日ほど入院したのだけど

そのご撮ったMRIの結果
椎間板ヘルニアという診断結果

ただ、ヘルニアというには症状は軽い方だと言うことなので

椎間板チョイニアってところでしょうか

あそこまでハッキリと椎間板の色が変わっていて
神経にふれている画像みると

グラフィッカーとしての好奇心と
もう元に戻らないという不安感と複雑な気持ちになった

まぁ、面白かったけどね

むかし、腹膜炎で入院したときに、ヨコにいたお兄さん(たぶん20代前半)
が、「おれヘルニアなんだよねー」、「超腰いたくって身動きとれないんだよ」
「治療にはね、全身ひっぱるんだ~」

と、ガキのオレをかまってくれていたことを思い出した

まさか、自分がヘルニアになるとはねー

手術の必要は今はないそうだが
これいじょう椎間板がとびだしたら削るしかないそうだ

 

あーあー、背骨のリグ壊れちゃったよ、って感じ

今は割と普通に動けるようになったが

あの身動きがとれなくなる恐怖がまだあるので
腰を曲げられない

今回の教訓は
靴下は色違いを履かない事
いつ何時病院に運ばれるか分からないからね


Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

3 thoughts on “靴下が一番恥ずかしい訳で