地震雲ってホントにあるのかな?


4日ほど前の5/23の動揺、午後6時ごろ
普段はあまり見ない珍しい雲が空に

へぇ~~珍しい雲だーと
思わず一枚撮ってツイッターにアップしておいた。
この写真撮影およそ46時間後、

先日の北埼玉を震源とする地震が発生。

まさかとは思うが、コレが噂の地震雲?
まぁ、そんな事は無いと思うが。

地震雲と言うのは、聞いたことのある人は多いのではないだろうか。地震の前兆に現れるという、普段は見かけないスジ状や波状、ほかには縦方向に細くのびる不気味な一筋の雲など。

本当に地震雲ってあるのだろうか?単に珍しい雲と地震現象がたまたま重なっただけのものなのだろうか?

ネットで記事を軽く漁ってみた。

早速トップに出てきたのは地震雲情報掲示板、先日の埼玉地震に関わる地震雲の写真も投稿されていた。

こちらにも昨日起こった地震関連の雲情報が上がっている。

因みにこの形状の雲は、上空高い所で形成されるくもで。豊旗雲、巻雲、放射状雲、などの名前がついている。写真も見たが特に近しいと思われるのは放射状雲か豊旗雲なのだが、何となく地震雲とは少し違った感じに思える。

※巻雲で検索をかけると艦これ画像ばかり出てくるので注意ww

地震雲は一部の研究者が支持しているそうだが、ほとんどは疑似科学という位置づけのよう。確かに、こういった珍しい形の雲がどれくらい、どの地域で発生しているかという統計的な観測データが全くない状態で地震雲と断定は出来ない。

もしかしたらこういった形状の雲は、自分たちが普段気付いていないだけでありふれた現象なのかも。

よく地震雲のメカニズムに、「地殻のズレによる電磁波が」という説があがっているのだが、まず、そういった大気に影響するほどの強力な電磁波があるなら、計測して統計をとって大気の状態と比較しないと研究とは言えない。

そもそも、その電磁波という言葉に丸められたものの正体は何なのか?「電磁波が雲を作るんです」と説明があまりにも乱暴で浅いため疑似科学と言われても仕方がない。

まず、電磁波がうんうん言うならば、電磁波がらみの数式なりを利用して雲が作られるだろう仮想の現象式くらいは作ってほしいものだが。
(大型の電気設備がある実験場で電磁波で雲が作れるか実験すればいいのにね)

以下、wikiにあった学会の総評

日本地震学会は 「地震研究者の間では一般に関係性はないとされているが、関係が皆無であると断言はできない。しかし過去の報告例は大地震の前にたまたま特異な形の雲を見 たことで地震と雲を結びつけてしまう一方、地震が起きなかった場合には雲のことを忘れてしまうと考えられる」としている。

気象庁は「無いと言いきるのは難しいが、仮にあるとしても『地震雲』とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか科学的な説明がなされていない」

全くこの通りだよね。

あるかもしれないが、あるならばちゃんと観察と計測と統計をとる事で必ず関連性が現れるはず。

んー今のところ、
俺の中では都市伝説の域を出ていない。

浅く漁っただけでも眉唾物の地震雲なのだが、

ここで面白い気象現象を紹介。
環八雲を知っているだろうか?

東京の環状八号線上空に現れる雲。

この雲はヒートアイランド現象や、環八を走る車の灰ガスなどのチリが原因で発生する雲で、しっかりとメカニズムまで判明している。

ということは、一応、地上の状態でその上空に特異な雲が発生する現象は現実にあるのだ。なので地震雲についても、もっと気象学的な研究がされれば、もしかしたら立証できるのかも??

研究者には、まずは定期的な観測を長く続けて統計的な因果関係を追及してほしいと思うが

ここで個人的に思った事は。。。地震雲が前日に現れたとしても、

地震の備えが無ければ
雲見つけても意味ないなっと(´-ω-`)

前日に雲を見つけて慌てていてはダメなんだよね。
いざって時はいつ来るか分からないんだからな~。

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