都構想否決!市長は引退へ


都構想結果は否決!

賛成、694,844     49.62%
反対、705,585     50.38%

その差わずか10741!
全体比率0.76%差
な、な、なんと!!
1%にも満たない票の差で決着

つかみかけた勝利は
たった10000表の差で手からこぼれ落ちた

特に、変化を恐れた高齢者層からの反対票が明暗を分けたようだ。
一部では今回の選挙はシルバーデモクラシーとも、そうでないとも言われていますがどうなんでしょうかね?以下はそれぞれの記事。

70代以上にストップされた都構想

敗因はシルバーデモクラシーではない

若い世代の投票率が少ない事は確かに勝敗を左右した事はどうも間違いなさそうですが、逆に言えば投票に行かなかった若者は年配に判断をゆだねたとも言える。

ほかにも各記事では南北で別れた!と書いているが本当にそうなのだろうか??こちらでは、グラデーション化した賛否の差を紹介している。
これを観る限り、大阪市全体的にまんべんなく賛否が五分五分に分かれている。むしろこんなに綺麗に分布する事も珍しいように思える。

自分個人としては橋下維新の支持が厚い大阪だし、自民支持者も賛成に回っているようだから、

賛成わずかに上回り可決されるだろうなぁ、と予想していた。なのでこの結果は少々意外だった。

 

会見では、「スッキリした」というような気持ちが出ているように見えた。さばさばした印象だったとの意見も。それにしたって支持していた方々は悔しいだろうに違いない。選挙で負けたこともしかり。

追い打ちをかけるように、
橋下市長の引退宣言
これは維新には大きな痛手

早速内外から「橋下さんがいなかったら大阪は終わる」「必ず橋下さんは戻ってくる」「橋下市長のような政治家は二度と出てこないだろう」「辞めるなんて無責任だ」などなど、早速いろんな声があがった。
市長は退任後の政治への復帰は無いときっぱりと否定した。

ただ色々と記事を追って行った中には、「橋下市長の改革は乱暴すぎる、だから辞めてほしい」との市民の声もある。市長自身もいうように「自分は嫌われ者だ」という言葉を裏返しているようだ。

敗因は自分たちの説明不足、力不足と断言。
他にも自分はこちらの記事の通り、敵を作りすぎた為に深まらない議論。対案を出さない、自民、民主、共産もいただけない。結局もう少し時間をかけていれば、10000の票の差を覆すことが出来たかもしれない。ほかにも、橋下市長もこちらのブログでも指摘している通り、メディアの都構想に対する報道姿勢が微妙だったこともこの差を生んだのでは?「よくわからない」という市民の声は最後の最後まで消し去ることが出来なかった。

市長は会見でこう語った「民主主義のレベルを上げることが出来た」
今回の投票率の高さは方々から言われるように「テーマがはっきりしていた事」市民もそれ以外の方も、自分のような関東人でさえ、

大阪都構想ってどうなの??
を考えたこの数か月。

もしかしたら都構想の本当の効果は、政治を有権者がボトムアップする、政治をみんなで考えていく、そんな意識づくりにあったのではないかとも思えてくる。会見で橋下市長は笑顔で記者の質問に対し
「最高の政治家人生だった、何も悔いはない」
「ほんと、来年の冬(12月の退任後)が楽しみですよ、自分の為に生きていきます」と語った。

今後の予想だが、
維新がバラバラになるという意見が出ている。まぁ当然といえる。維新の議員からは橋下氏がいたから議員になった、辞めるなら自分も議員辞職すると、影響は早速出ている。
橋下市長は、退任後しばらくはTV局からの出演依頼等でコメンテーターとしてもメディアに露出することは間違いないだろうな。そして一旦は政治から去るものの、あまりにも橋下コールが多い為に数年で戻ってくるんじゃないかと予想。

都構想が再燃することも考えられる。もう一度やったら今度は勝てるんじゃないか?そういった意見は大いにあるところ。

それにしても都構想で色々と勉強になった。これからもこういった刺激が日本の政治にはもっともっと必要なのかもしれないですね。

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