今日のバイク 奈良で習った事 その2 1


薬師寺の住職の話が
メチャクチャ面白い!

まるで漫談調の話は、聴いていてストレスが無い。
お坊さんだからこそ、

人に聞かせる、聞いてもらう
という技術が高いのだろう。

さてそんな上村住職の話は、
この薬師寺の建立縁起にも少し触れた。

ここには薬師如来三尊がある。
あの有名な?日光菩薩、月光菩薩、薬師如来の三尊構成(三位一体)からなる
もっとも有名な仏像安置形式だ。

月光菩薩はあの月光仮面のモデルにもなったという情報が
wikiに乗っていたが、別にどうでもいい。

薬師如来とは、
薬すなわち病気を治してくれる仏様だ。

もともとは天武天皇が皇后の病気平癒を祈願して立てられたお寺。

病気が治癒された時には、たいそうお喜びになり
今でもその法要行事が残っている。

そんな歴史深いお寺の薬師寺だが、
一見すると金堂などは真新しい。

実は歴史上2度の火災にあっている。

平安時代に一度、講堂などが焼失。
鎌倉時代の戦乱の中で放火にあい金堂、講堂などが焼失してしまう。
この薬師寺の金堂は昭和51年に再建されたもの。

 

再建の資金源となったのはお写経。

当時国や自治体からの補助が一切なかったそうだ。
お写経とは、要はお経を自分で写すペン習字みたいなものだ。
そのお写経を買って書いてもらう代わりに、お写経をお寺で大切に保管し
毎日、お祈りをする。

お寺が見事に復興すると、今まで無視していた自治体からは
写経をさせてくれと申し出があったそうだ。

モチロン自分も一つ
お写経を買わせてもらったぞ
(*‘∀‘)

 

反面うまい事、住職に乗せられた感はあるwww

なによりも
一番心に残った教えがある

誰にでも人と人の付き合いがある。
そのなかで、言葉一つで変わるものがある。

言葉一つで
相手の気持ちを損ねてしまう。

うどんの話に例えて話していた住職のそれは
心底納得してしまうと当時に、自分の今までの事を振り返ってしまう。
あの時、なぜこんな風に言えなかったと・・・・。

 

続けて上村住職はこうも教えてくれた。

相手の心を傷つけてしまうと自分も傷つく、

私たちの心はそうやって
汚れていく、曲がっていく、
それを真っ直ぐ修めて行く
だから「修行」というのです。

日常の嫌な事、ストレス、色々ある中で、
自分の自身の心を見つめなおしていく。

何とも清々しい気持ちになった
(*‘ω‘ *)

 

実のところ、薬師寺の入場料は1000円で、
「割高だなぁ~」と心の中では思っていたが・・・

こんな良い事を習えるなら、
値段以上の価値はある!

 

最後に住職は改めてお写経を買ってくれるよう求めいた。
そこでこんな事を言った。

住職「よく言われるんです。
どうせ『坊主は金儲けしたいだけだろ』と。。。
えぇ・・・・、その通りです!」
ドッと笑いが起きたwww

住職「そして、もしこの薬師寺が国宝指定されたら。
皆さんのお書きになったお写経が・・・・
ここでお時間がやってまいりました。」

最後の最後まで人の心を捉えてやまない
素晴らしい説教だった。

 

この日はその後、平城宮後や奈良町と
天気があいにくだったけど、色々とめぐれた。
何よりも薬師寺での説教が最高だったよ。

最後は奈良の地元の銭湯にいったのだが・・・

まさに絵にかいたような銭湯!

ここ最近は、近所の温泉やスーパー銭湯ばかり行っていたから
こんなに見事な銭湯ってのは久しぶりってか
もう東京だとこういう銭湯見かけない・・・

湯船につかって
素晴らしい一日、なにより住職から習ったことを振り返っていた。

 

いい!、やっぱり奈良だね!
100人乗っても大丈夫だよ!!

 

ということで、

今回のベストショット
こちら!

今はこれが精いっぱい。
最近レンズの調子が悪いのとちょっと気合が足りない。
もうちょっといい写真撮りたいなぁ~

 

 

今回の走行距離・・・

延べ1043キロ!

現在の走行距離
1191/10000キロ

ちなみに、東京への帰り道の最中

真っ暗な箱根峠で
ヘッドライトが消えたって話は
また今度ww


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