意外に面白い建築史


今この日本建築様式史ってのを読んでいる

屋根の違いや、様式なんかの
大雑把な建築知識はあったのだけど

神社とかお寺に行って
やっぱ、あ~、これは平安時代だね~~
いい仕事してます!とか

ちゃんとウンチク言いたいじゃん?

そこで、試しにこれを借りたのだが、コレが要所要所で面白い事が書いてある。建築史から見る日本史と言ってもいいかもしれない。

日本は文字を使用した歴史編纂以前は、口伝で歴史を伝えていたそうだ、それもそれですごいのだが、やはり文字が無いとなると歴史を知る頼りになるのは、考古学的な遺物や遺跡になる。つまり、建築はある意味で歴史をさかのぼる事の出来る物的証拠の代表といえるわけだ。
生々しい歴史そのもの。

建築物とは一種の時間のカケラ。

タイムマシンなんだね!

とにかく色んな要素があって、

思った以上に面白い!

面白い点に、建築が
ただ人が住むだけの場所ではなくそこに芸術性も盛り込まれていく点。外にも内にも芸術性があり、そのための技術が使われる。これは建築の一番面白い点かもしれない。

絵画や音楽と違い、日常の中に芸術を反映させていくわけだから。なかなか感慨深いものがある。

ほか、ちょっと意外だったのは
この建築史の編纂が始まったのは、明治の時代。
つまりまだ建築史は始まって100年ほどしかたっていない。
建築という言葉そのものも明治の時代に伊藤忠太によって生み出された。しかも発展していくきっかけは、業務上必要に迫られてという何とも奇妙な出発の仕方である。

とまぁ、それこそうんちくを言いだしたらきりがない。
これは今度、面白い点をまとめておいてもいいかもな。

歴史は建築にあり?
って言ったら言い過ぎかなww
流石に。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください