指輪”誰得?”物語


ネタバレ注意

第一作指輪”ねこばば”物語

第二作指輪”ヒラリマント”物語

に続き!!
ついに観てきました!!指輪”誰得?”物語!!

得点配分は

ストーリー3点、映像7点、楽曲7点、演出5点、演技8点
全体30点

点数はいいとして

もうねえ・・・

ひどいよ!!なにコレ??

パリコレかナニコレのどっちかで言ったら
ナニコレですよ!!!

あんだけ膨らませていた、
スマウグの流れなんだけど・・・
ナニコレ!!

ふざけんな、
あっという間に死ぬんじゃねぇよ!

開始15分足らずでスマウグ死亡・・・・・

これ映画三部作にする際に
映画の切る位置間違えたんじゃ??

前回の終わりであれだけ

あ~~~。・・・
怒らせちゃいけないヤツを
怒らせてしまった・・・・・

的な雰囲気は微塵も感じさせず、

スマウグが!!あのスマウグが!!
テンションマックスにしてくれたスマウグが!!!
瞬殺!!!

え?え?え?

スマウグ死んだ??・・・
あ、死んだわ・・・・なんだこれ・・・・

あっけなく決着をつけてしまった点が
もう許せない!

原作読んでるファンなら
守備範囲なのかも知れないが・・・

俺の中では

スマウグの問題、はなれ山の問題、アゾグの問題
それを軽快に鮮やかに、
旧ロードオブザリングの様に
まとめて一気に解決!どうだ!!参ったか!!

って話になると思っていたが

何と今まで、心入れをしていたトーリンが!!

トーリンオーケンシールドが!!
いきなりですね!!

あ~~なんか俺黄金に囚われちゃった~~~・・・
やっぱゴールドいいよね~~~ウヒヒww(*‘∀‘)
って流れになるんですよ!なにこれ???
トーリンそんなキャラだったっけ??

映画の切れ目が悪いから、そういう点もただただウザい!

前回でスマウグを倒して、
トーリンがご乱心!!!
って展開で切っていれば全然OKだった。

やっぱ映画の切る位置間違えてるよ

 

その後はもうナニコレ感だけで見てしまうので
話がとってつけたようにしか感じない・・・・

それまで船頭だったバルドが、
なぜか戦闘のプロになって
スンゲー主人公やってるのよ!!

しかも超強い!!!

あの眉毛が太いエルフ、スランドゥイルはヒールっぽかったはずなのに、なんか妙にいいヤツになってるの!!

主人公たちは、何が言いたいの??
なんか、心変わりしたドワーフの王
なんか、スーパーサイヤ人並みに強い街の船頭
なんか、出てきた太眉エルフ
で、なにして右往左往するホビット

正義側に一貫性が皆無なの

 

うちわモメして、
何を目標にしてるか分からないのよ

一方そのころガンダルフは??

っていうと

なんと、奥方と白のサルマンと
あとエルロンド卿が強行突入!!

うお!!!

困った時の超人参戦来た!!!

うわ~~~

これ、脚本的にどうなの?

いや、ロードオブザリングって結構そういう展開あるんだけど

デウス・エクス・マキナで来ると
なーんか拍子抜けするっす

 

最後は奥方が、超奥方モードに突入
九尾のキツネでも一撃で屠りさりそうな勢いで
サウロンを撃破!!

奥方ツエー・・・・・
こんな強かったの??

オマエ、ロードオブザリングの時
サボってやがったな・・・

 

で、サウロンはトンずらして
あっさり問題解決

しかも、ほぼフルボッコにされてたガンダルフは
なんとろくに休憩もせずにビルボ達のところへ参戦

おいガンダルフ
エリクサーでも飲んだのか?

 

 

ここで視点を変えると

信念に一貫性があって、それを貫き
目標を達する為には命すら差し出す
やつらがちゃんと劇中にいたんですよ!!!

なんとよくよく見たら
敵のアゾグの方が、
一途で一生懸命なんですよww

 

ぐちゃぐちゃした、どうでもいい事で
うちわモメ起こしてる主人公たちを

あいつらを絶対に倒してやる!!
っていう一生懸命なアゾグ

悪ってこんなに一途なの?
なんかこれ正義の精神だよね?

アゾグのせいで、内輪モメが起こってるとか
アゾグが原因で、トーリンはご乱心したとか
アゾグを倒すと、すべて丸く解決しそうだとか

そういうの一切ないのね

アゾグはこの話の中ではひたすら
トーリンたちをやっつけてやる!!!
って言ってるだけで

汚い戦術はやらないし、
許せない悪行もとくにない、

って事は
コイツらいいやつらだなww!!

 

映画はちょうど中盤を過ぎたあたり
若干、うちわの有象無象に嫌気がさしてた時

自分の後ろに座っていた
女の子3人が映画館から出ていった
トイレかな?とか思ったけど
帰ってこなかったところを見ると

つまらなかったんだろうね
帰って正解だよ

 

女の子たちが帰った後
合戦でゴチャゴチャにして終わりだー!!って感じで

アゾグとトーリンとトーリンの親戚とスランドゥイルが
戦い始める
もちろんトーリンは
ミンナがピンチになったくらいに
突然、俺改心したよ!!
俺戦う!ごめんなミンナ!!
って感じで、スーパーヒーローっぷりを発揮

一作目、二作目ではひたすら逃げていただけなのに
なぜか戦闘力が超絶上昇!
たった数人でアゾグを追って特攻

お前らそんな強かったか?
今まで逃げる一方だったやん

案の定
敵をバッサバッサ倒す

見た目以上に戦闘力が低いオークにも
原因はあるのだけど
ドワーフいきなり強くなりすぎだろ?

こんなに戦闘力上がったら
もう中二病の技名が出そうな勢いですよ

食らえ!!
超極山下王鋼鍛人剣ッ!!
(フルメタルザッパー!!)

とかいってなww

もうむしろその流れで
山の下の城が巨大ロボットに変形した方が
いくらかましだったよww

 

ロードオブザリングの時は
こんな急な戦闘力アップは無かったよ
まぁチートみたいなゴースト軍団はいたけど

まるでジャンプ漫画並の一撃逆転っぷり
ARTでの復活演出なみに
突然どのオークたちもトーリンたちの特攻を阻止できない

なんだこれ?

キーリだっけ?フィーリだっけ?
おまえこの前まで、エライ具合悪かったろww

こいつらまた無傷でご帰還か??
あり得るよ

前回はヒラリマントつけてる疑惑があったが
今回はチートつかってる疑惑

これじゃ誰も死なないかな?
と、そんな戦いの中
フィーリだかキーリが死亡!!

おれその瞬間、
オークよくやった!!
いいぞ!!

って思った

もうオーク応援してる方が
楽しいのよ

はじめっから、何人か殺してりゃ
ここまでオークを応援しなかったろうに

次に、あの女エルフに惚れていた
キーリだかフィーリも腹を刺される!!

いいねぇ!!
いいよ!!
お前ら今日はイケるって!!
ここにきて一気に2人ドワーフ死亡!
アゾグたちよく頑張った!!
そして、最後はなんと

トーリンがアゾグと相討ち気味に死亡

アゾグよくやった!!
今日のお前は頑張ったよ!!
いやーーー

アゾグ、オマエよくぞ戦った!!
オマエこそ戦士だ!!

 

って感じで、
映画は終わりを迎える

で、一体誰が得したの?

ビルボが指輪ネコババしたくらいだよね?

 

前作ロードオブザリングのラストは
勝利と結婚と感謝っという
超華やかな超ハッピーエンドで終わった

それに対して

今回は
惨めと葬式と別れという
陰険で切なくいほぼ真逆のテーマになっていて

ある種の韻の様にもなっているようで
そこはいいなぁって思った

だからこそ

映画を切る位置を
スマウグ討伐後かスマウグ接触前で
切ってほしかった

その点ばかりが悔やまれる

 

映画の最後が
ロードオブザリングを見ないと
消化不良になるような終わり方なので

この映画をみたら是非、自宅で
続けてロードオブザリング三部作を見るとイイです

そうすれば
ラストの悲しさも吹っ飛ばして
すっきりさわやかな結論に至ると思う

 

元々、ホビットの話自体は
原作者のトールキンが自分の子供のために作った
いわば、ベッドタイムストーリーだったのだが
知り合いに、「「出版するといい」と言われて
出したんだそうだ

だからこそ、
取ってつけたような設定や
ピンチになったら一発逆転が起きるっていう展開は
なんとなく納得がいく
それにファンが多い作品を
原作と違ったストーリーにすることは困難なのも分かる
だから、すげー良く作っても
こういう映画になるってのも分かる

だからこそ

もう一度言う

映画の切る位置間違えすぎ!!

 

まぁ今年はスターウォーズイヤーなので
年末のスターウォーズでストレス解消します

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