10月は終わりの終わり、
世の中がハロウィンで盛り上がっている中
走る距離はフルマラソン3.5回分の146キロ!
ほぼ2年ぶりのウルトラマラソン、
しかも100キロ越えの超超距離マラソン!
流石に参加前には
ちょっとビビってましたw
前日はカプセルホテルに泊まったのだが
その時の部屋番号が「122」とゼッケンと同じ!
運命を感じる!
会場にいくと、小さな案内板。
スタッフの皆さんが朝早くから準備をしていた。
久々の大会感!
ついに来ちゃったかー・・・。
ゼッケンは122!
あとTシャツも頂きました!
ホント久々にゼッケンをもらったなぁ。
この感じ「大会!」って感じがしていいよね!
スタート約1時間前。
この時はまだまだ気持ちに余裕たっぷり。
この後で「あんなこと」になるなんて思ってませんでしたわ。
スタート前の会場の様子。
いやはや、ここに集まった人全員146キロ走っちゃおうっていうヘンタイ強者だらけ!
開会式!
大会長の話が長い事で有名だそうですw
そうなんだw
スタートは10時。
ついに始まった!146キロの旅!
スタートラインには計測用のセンサーが設けられていて、センサーにかざしてピピピッ!となったらスタート。
10月の終わりだったけど、天気が良くこの時点では結構暑かった。なので半袖短パンでも普通に過ごせるくらい。
バチカン市国の面積は
巾着田二個分!
すげー、どうでもいいこの感じが好きw
スタートからは意識的に、かなり抑えて入った。1キロあたりは7分~8分くらいだったかと。
これくらいのペースで行けば余裕だろうと思っていたけれど、最初のチェックポイント1に入る前から登り坂。
前半に峠越えがあるのはわかっていたが、この登りは実は想定外だった・・・。
今から思えばちゃんとチャート表確認しておくべきだったなぁ。
チェックポイント1を通過時点では予定より20分ほどの遅れ。想定外の坂登りでペースが思ったほど上がらず事前の計画がこの時点て崩れた。とはいえ、まだまだ始まったばかり。天気も良く気持ちよく走っていた。
次のチェックポイントまでは飯能の山道を行く。ここはツーリングでも訪れた道。バイクで来るときはこんなにじっくり景色を見ていないから、なんだか新鮮!
大根の塀を発見!!
へぇ!!こんなのあったんだ!!
どうやら何かのお店?みたい。
この山間部を抜けるのは本当に気持ちがよかった!微妙に紅葉も見れて、まだまだテンションは高い!
第2チェックポイント通過!予定よりも25分ほど遅れていた。実はこの時から左足のかかと付近に痛みがあり。左足首を左右に曲げると結構な痛みがあった。30キロ地点で予想外の事態が・・・。
第2チェックポイントを過ぎるといよいよこのジャーニーラン最大の難所
山伏峠越え!
この時は正丸峠と勘違いしていたw
時間は3時手前になり日が傾いてきた。左足は痛みはあったけれど景色を楽しむ余裕あって、まだまだ元気。
正丸峠じゃなくて、山伏峠なw
ここはツーリングやドライブに来るバイクや車も多くい。彼らもきっとビックりしたに違いない「なんでこんなに走っている人がいるんだ?」と。
ヘアピンカーブを見ると強烈な坂って事が伝わるはず!バイクでくるならまだしも、まさか自分の脚で登ってくるとはな!!
日がだいぶ傾いてきた。それにしてもいい景色!
山伏峠を突破!!
実はこの峠越え、何を思ったのか張り切って微妙に走りながら登ってきてしまった・・・。左足に痛みがあるのにもナゼ走ってしまったのか。この峠越えでの足の使い過ぎが後々後悔につながる・・・。
峠を越え、下り坂を下り切った先、秩父では有名な道の駅あがくぼが第3チェックポイント。日もだいぶ暮れ寒さも出てきた。この時点で左足の痛みは思っていた以上に酷く、ペースもガタ落ち。予定からも30分以上遅れていた。ここから左足の痛みとの闘いが始まる・・・
日が沈み一気に冷え込む。
左足の痛みも相変わらずで、数キロおきに痛みを見ながら何とか進んでいる状態。
景色も見えず寂しい夜の秩父をひたすら進む。
痛い左足を引きずって第4チェックポイント到着。までも登りがあり、予定よりも大幅に遅れた。
ここではカレーが食べられた。ひと時の休足。
まだまだ夜はこれから・・・。
第5チェックポイントまでの間にも高さはあまりないが一つ峠を越える。
このトンネルは峠の頂上付近。「最初の山伏峠を越えたらあとは楽だ」とか楽観視していた自分が甘かった。
第5チェックポイント到着。
メッチャ寒い!
休憩し始めてたとたん、体が一気に冷え全身が震えた。
第6チェックポイント通過。
第5チェックポイントで体が冷え切ったせいか?ここまでたどり着く途中でお腹を下し途中のコンビニと神社のトイレに駆け込んだ。運よくトイレがあってよかった。
左足の痛みはピーク。
左足以外は何ともないのに!
左足さえ痛くなければ!
ここで10分ほどの仮眠。
第7チェックポイント通過!
残りは30キロほど。
ここまではメチャクチャ遅いけど何とか走ることはできた。が、通過後から痛みと疲労で徐々に走ることができなくなっていく。
ついに寒く、長かった夜が明ける。
この時点ではほとんど走れず、ひたすら歩いていた。1キロあたりは12分~15分。左足の状態からするとかなり頑張っていたと思う。
最終第8チェックポイント通過!!
ここでさらに15分ほど仮眠。
残りは4時間半ほど、果たして間に合うか!?
痛い左足を引きずって歩くこと3時間半近く・・・
ついに!!戻ってきた!!
そして・・・
無事に完走!!!
ようやく終わった・・・。
時間は24時間52分44秒。
制限時間まであと1時間8分。
結構ギリギリだったと思う。
振り返ってみると・・・。
長かったような、あっという間の様な・・・。
第3チェックポイント以降は、左足の痛みと寒さとの闘いだった。第7以降はまともに走ることもできず、ただただひたすら歩いていた。
でも不思議なことに、途中で「やめよう」という気持ちが出ることはなく、残り何分、今の1キロは何分、と坦々と進み続けた感じ。
反省点はいっぱいあるけれど、何とか完走出来てひとまずは安心。
やはり超長距離は何があるかわかりませんねー。
ケガさえなければ最後まで走れたはずなのに・・・。
レースの印象は、第3チェックポイント通過までの50キロは峠越えという難所はあるものの、景色も楽しめて楽しく走れる。が、夜になると暗闇で景色は見られれず、登り坂もあってなかなか大変な道のりだと思う。
夜は寒さもキツいので防寒対策をしっかりしていないと大変な事になりそう。
制限時間も油断をしていると間に合わなくなるので忙しく暇がない。
カレーやシチューなどエイドごとの給食がメチャクチャうまい!夜パートはそれが心の頼りだったなぁ~。

開催したスポーツエイドジャパンの皆さま!
本当にありがとうございました!
ナイスジャーニー!!!
レースの後日談
奥武蔵の翌日の朝。
疲れはあるものの、体や腕、右脚には目立った異常はなく走ろうと思えば走れるコンディション。
左足首、アキレス腱周辺はパンパンに腫れていて動かせる状態になかった。
おそらくはアキレスけん炎かな?
左足さえこんなことにならなければ・・・。
以上!奥武蔵/秩父ジャーニーラン146キロでした!!