性欲むき出しの毛玉の化け物。
犬の生誕以来、猫にとって最悪の出来事…
スタッフにとって最低のキャリア。
などなど
聞いたことのないような強烈なワードがネットと飛び交い
批評家たちからの酷評は大喜利状態。
全方位から全力で
袋叩きにあっている映画キャッツ。
観て参りましたよ!!
土曜の20時という人気映画なら満員になるだろう時間帯にもかかわらず
劇場はガラガラ・・・。
たぶん俺含めて15人くらいかな??
これヤバくね?って心配になるレベル。
前評判の悪評が、殆ど風評被害に思える。
とはいえ、ナント!出だしは好調みたい
これはちょっと予想外。
そんなに人が入ったところあったんだ!
ひとまず一安心ってところ?
ここからはネタバレ注意ング
とりあえず感想
正直な感想は、全然普通に
いいミュージカル映画だったよ!
ホントだって!!
冒頭から怒涛の音楽とダンスパフォーマンス。
鮮やかなライティングとカラー。
これが頭っからしっぽまで続く、まさしくミュージカル!
うんうん、いいじゃない!
そしてジェニファー・ハドソンとテイラー・スウィフトが見事に唄い上げる
「メモリー」と「ビューティフルゴースト」
おお!素晴らしいじゃない!
いやホント、ネットで散々騒がれているほど酷い映画か?
キャッツ叩きって「周りが叩き始めて盛り上がってるから、俺らも乗っとくか」って感じに思えてきた。
見た目ばかりを叩いていて、中身をちゃんと批評してくれていないような・・・。
酷評は単純に見た目の問題かな?
確かに、あの見た目はトレーラー公開直後から拒絶反応があった。
見た目の拒絶反応が大きすぎて、批判がその一点に攻撃が集中している印象だなぁ。
楽曲やダンスパフォーマンスについての批判はほとんど見ない。
やっぱり見た目が成功していればマズマズの評価になったのかも?
でも、人間をネコ化するんだから、あれ以外やりようが無いような・・・。
俺自身に耐性があったのは
アニメやらFF14やらで散々ケモノに慣れていたからかな?
ほかに、前評判通り無駄にエロいです。それは間違いない。
でも、殆ど衣装を着ないような格好でバレエを踊って色気が出なかったら
それこそバレエとしてはダメダメな気がするんですよ。
あえて言えば、人間の肉体美の表現なわけだから、
「エッロ」って思わせるほうが成功なんじゃないかと。
演出としてわざわざエチエチな事させてたら、
流石に「トム・フーパー監督は本格的な変態か?」と疑うけど、
別にセクシャルな表現をわざわざ盛り込んでいるわけではないし。
純粋にバレエすげぇ!ってなってほしいなぁ。
人間の体ってあんなに曲がるっけ?的な。
で、「エッロ!」って思ってもらっていいと思う。
確かに万人ウケする映画ではない
ミュージカル映画なのでストーリーがよくできているとか
アクションシーンを楽しむとか、そういった事が出来ないのは確か。
なので、万人が観て楽しめる映画ではない。
この映画を楽しむには、それなりのコツが必要かも。
(とりあえず、見た目の拒絶反応はさておき)
ぶっちゃけストーリーはあっても大した話ではないので余り深く考えない事と
続々と登場する「色々な猫」が披露する唄と踊りを楽しむ事。
しいて言うならコンサートを観たり聴いたり感覚で飛び込めば
純粋に楽しめるんじゃないかな?
俺は最初っから、歌と踊りを楽しませてくれー!!って。
だから良かったのかな?
それに
全体的に楽曲が凄いよ!
映画を観なくても一度は楽曲を聞いておいても損はないかも。
明るく小気味のいいテンポで凄く活気があって元気を貰える。
ようはアゲ系なので、俺そういうの好きなのよー。
そしてやっぱりジェニファー・ハドソンの歌い上げる
「メモリー」はなぜあんなに耳に残るのか?
劇場を後にするときずっと鼻歌唄ってたしなw
猫は犬じゃない
老猫ガスを演じる御年80歳のイアン・マッケランも唄う!
楽曲を歌い上げた後で「わしもまだまだイケるな」ってセリフが
まさに本人の心の声そのものなように聞こえたw
さらに、 大御所デュトロノミー演じる御年85歳のジュディ・デンチおば様も唄う!
っていうか、登場人物は全員唄う。唄わない猫はいない。
流石ミュージカル映画!そう来なくっちゃ!
そのジュディおば様から名言頂きましたw
猫は犬じゃない!
そんなことを カメラガン見しながら ドヤ顔で言われたら
そりゃ誰だって笑うわwww
そして最後のにきらびやかな朝焼けの中、
猫全員で見事に唄い上げて映画は幕を閉じる。
本当にガッツリ、ミュージカルを観た気分になった!
未だに頭の中にはメモリーが鳴り響いている。
確かに前評判は良くはなかったけれど
本当に駄作なのか?はご自身で観て判断してほしいなぁ・・・
ミュージカル好きなら刺さると思うんだよ。
もっともっとこの映画は観られてもいいはず。
みんなキャッツをみてちょ!