映画「ジョーカー」観てきました!


遂に公開された

映画「ジョーカー」観てきました!

いやぁ~~~・・・。

予想通りであり、
予想外であり、
凄かった!
凄かったです!

ここからは超ネタバレ注意

あ、そろそろネタバレいいっすか??

いいかな?

ってことで観ましたよー。
超話題作ジョーカー。

いやーーー、最高だった!
これは歴史に残る名作になりますよ!

初週が終わって、早速異例の超ヒットの報告が上がってきた。
なんとDC映画では歴代1位の出だしだそうです。凄い!
このままいけばDC映画ではNo1ヒットになること間違いなし。
もう色々と快挙達成しすぎでしょ!

ベネチア国際映画祭では最高賞の金獅子賞を奪取し、
既にオスカー候補にも名が挙がっている本作は、公開前から既に社会現象化し
映画の影響から”緊急事態”を懸念し警察の出動も。

ドンだけ凄い映画なんだよ!

観る人によっては難しいかも

個人的には「最高」なんだけど

観る人よっては「難しい」かも

って思った。
全体的に表現的な映画、いわゆる「フィルムノワール」なので、そういった傾向の映画をあまり見ない人や、アクション映画派の人には、かなり退屈するんじゃないかと。

観終わって劇場を後にする人の中には「なんか思ってたのと違った」みたいなことを言っている方がいたので、やはり観る人を選ぶ映画なんだと思う。
ノワール映画ってハマる人はとことんハマるけど、全然な人にはつまらないだけだからなぁ~。
もしかしたら、事前に「こういう所が見どころなんだよ~」って予習をしておいてから観るといいかも。

この映画年齢制限かけなくても大人しか楽しめないかもね。
子供にゃ難しすぎるぜ!

そいえば隣のおっさんは爆睡してたなwww

妻「寝てたでしょ?」
夫「あぁ最後の前にね一回ね」
妻「その前にも寝てた、二回寝たでしょ」

って。

アーサーの背中と印象的なレイアウト

映画全体を通してすぐに気づいたのは一点透視法を多用したレイアウト。
キャラクターを画面の真ん中にドンと置いて映し出すカットが凄く印象的で、
映画全体を通し、そういったカットが対比関係になっていて、まるで韻を踏むようで最高なんですよ!

アパート近くの階段で、孤独で苦しみがにじむ背中を見せて歩くアーサー。
それに対して、ジョーカーと化したアーサーはまるで水を得た魚。
階段で生き生きと踊り狂い、人生で初めて本当の喜びを味わっているよう。
この

闇と光の対比に単純ながらヤられました!!
いやー、シビれました!

この特徴的なレイアウトでの映し出し方はほかにも。
例えば、都市部に向かう列車のカット。
ここでも一点透視で巨大な街ゴッサムに吸い込まれるように列車。
なんというか、妙な悲壮感や絶望感があるんですよね~。

地下鉄で警察官が暴徒に襲われたあとのカットは最高だった。
地下鉄から出てくるジョーカーは煙草を吸い堂々と闊歩する。
レイアウトはやはり一点透視。プラスキャラクタの周りには電飾があり映像がキラキラとしている。
このオセロのような映し出し方がジョーカーをより引き立ててるんですよ。

ハイライトは、やはりテレビショーでカーテンの裏から登場する瞬間のジョーカーでしょ!
それまで社会の片端、闇の中で人知れず生き苦しんでいたアーサーがついに光の世界へ。
世界中にその存在を知らしめる瞬間、その背中には絶望感はみじんもない。
映画前半でみたあの背中のアーサーはどこへ?

ラストの精神病棟の廊下を歩くカット。
さわやかな光の中を悠々と歩き、そして看護師と追いかけっこ。

本当に幸せそうな姿と結末のギャップが最高に皮肉が効いている!

ここまでレイアウトや映像の仕掛け、つなぎが楽しかったのは英国王のスピーチ以来かも。

狂えば狂うほど正気を取り戻すアーサー

物語が進めば進むほど、アーサーは道を外し、狂い、ジョーカー化していくのだけれど、そのたびにアーサーが正気になっていくように感じた。
狂えば狂うほど「実は気分がいいんだ」と。
確かに後半では薬を飲まずに突然笑いだす発作が抑えられいたし、妄想からも解放されていたような・・・。
あれほど虚ろだった目にも光が宿り力強くなっていく。

堕ちるたびに人間らしさを取り戻すって、
怖すぎっしょ!!

最後のテレビショーでは、本来の計画ではカメラの前で自殺し、人生のショーに幕を下ろすはずが、(きっと)父親と想っていた司会者マレーにも突き放され、とうとうキレるジョーカー。
そのことを発端に起こる暴動で街中が燃える様子をみて「きれいだ」と一言。
映画前半でバスの中から虚ろに街を眺めていたあの顔との対比とギャップ。

たまりませんです!

ちなみに、
観る人によっては「どこからがジョーカーだったのか」って意見が分かれると思うんだけれど、
「ここからがジョーカーだ」っていう場面、
ジョーカーのメイクをしている際なのか、テレビショーに登場した瞬間なのか?
もっともっと前の証券マンを射殺した場面なのか?
この辺りを語るのも、この映画の面白いポイントだよね。

個人的にはベタにラストの車のボンネットで立ち上がる場面かな~。
まるで英雄か王を礼賛するように熱狂する群衆の中央に立つ姿こそ、
まさにジョーカー爆誕!って感じだった!

あ、そういえば、彼女ができたという妄想を抱いていたアーサー。
ということは前半の場面、司会者マレーから「息子のような存在だ」って言われるシーン。
あれも妄想だったんだろうな~。
そうなると、あの場面も、もしかして?
怖ッ!

バットマンとの接点にニヤリ

本作は、あくまで単独作品で続編は作られない。
今後公開予定の単独作のバットマンとも接点は無いとされいるけれど、
それでもバットマンにつながるネタがしっかり織り込まれててファンとしてはニヤリだったぞ。

途中まで、実はバットマンとジョーカーが異母兄弟だったかも?
と思わせる流れは「え?え?ホンマなの?」って思わず動揺しちゃったよw

終盤にはブルース・ウェイン(バットマン)の両親が暴徒に射殺される場面も登場。まさかあるとは思わなかったから意外だった。
あの場面があったことで俺は脳内補完で無理やりバットマンビギンズやダークナイト、 もしくはバットマンVSスーパーマンにもつなげられるぜ!

そういうえば、あの場面でも一点透視だったな・・・。

それにしても、いずれ後続作でジョーカーが登場は不可避なわけだが、
ここまで凄いジョーカーを見せられてしまったから、めちゃくちゃハードルが上がってしまったw
今後生半可なジョーカーを出してしまうと比較されてメッチャ叩かれそう。

続編の可能性は・・・

どうやら、無いわけでもなさそう。

これには一抹の期待が・・・。

ちなみに、今まで映画に登場するジョーカーはことごとく一作限りで役者が交代している。
ティムバートン版バットマンでは、最終的にジョーカーは死亡しジャック・ニコルソンが再びジョーカーを演じることは無かった。
ダークナイトでは、続編のライジングでもジョーカーが登場予定だったらしいが、 演じたヒース・レジャーが非業の死を遂げてしまい実現はならなかった。
もし、ホアキン・フェニックスがジョーカー役を再び演じることになったら、これもある意味で快挙達成になる。

ファンとしては是非ともスクリーンに戻ってきてほしい!

映画ファンとしては一度は観ないと!

と言いたいね!
兎にも角にも、まだまだ語りつくせないほど語る部分が多い!
それにまだ発見出来ていない仕掛けがありそうなので、また観に行かないと!

映画ジョーカーは公開中!


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