え?そうなの??
MGC勝っても出られない可能性があるのかい!!
国際オリンピック委員会がオリンピック参加標準記録タイムを改め、
2019年1月~2020年5月1日までに開催される記録認定の大会で
男子は2時間11分30秒以内、女子は2時間29分30秒以内
に設定を修正した。
このおかげで厄介な事になった。
MGC権を獲得している選手で2019年1月以降の記録で
参加標準記録は男子9選手、女子6選手のみ。
話題の四天王、大迫選手や服部選手、設楽選手は、MGCで勝ったとしても
2時間11分30秒の記録を突破しないとオリンピックの出場権を獲得することが出来ない。
井上選手は4月のボストンマラソンにエントリーしているのでこの大会で記録を破る可能性は十分ある。
「2時間11分30秒なら今のMGC出場選手なら余裕じゃないか」
と思うかもしれないが、
問題はMGCの開催日。
まだ暑さの残る9/16に予定されているため、
恐らく2時間11分30秒でも厳しい設定になるかと思う。
個人的なMGCのフィニッシュ予想は2時間12分台になると思う。
参考までに去年の8月開催の北海道マラソンでの記録が2時間11分29秒なので
やはり11分30秒のフィニッシュは厳しい。
さらにこのレースはペーサーがつかない。
そのためタイムよりも勝負に徹するランナー同士がけん制してしまい
全体的にペースが落ちる可能性がある。
というのが一般的な予想。
恐らく、MGCではこの2時間11分30秒をムリに記録を狙うことはないんじゃないかと。
MGCでの勝利、それに加えてタイムという二つの目標を追うよりも
まずはMGCで勝つことを優先するのではないかと思う。
それにオリンピックまではMGCが終わってもまだ期間があるので、
冬の福岡国際、別代マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日など
記録を超えることの出来る大会はいくらでもある。
となると
MGC+もう一試合、という考えでまとまるんじゃないかなぁ・・・。
そもそも、参加標準機録画キツくなった理由は、オリンピックの参加人数を絞るためなんだそうだ。
それに加え、どうも自己記録を誤魔化して参加標準記録を突破したように見せる選手がいるようで、
そういった選手の取り締まりも目的になっているみたい。
とにかく、標準記録の変更でMGCやそれ以降も
いろいろと波乱のありそうな展開になりそうだ。