東京オリンピック 男子マラソンはメダルを取れるか?


こんな記事があった

箱根駅伝はマラソンランナーを育てて来たか?

この記事の要点をまとめると・・・

この20年日本のマラソン界は低迷している
記録も伸びていない。

箱根の選手たちよりも、
独自にマラソン強化をした選手の方が強い。

記録をみえれば
今のままじゃ世界と勝負できない
東京オリンピックでどうすんねん

という内容になっている。

ちょっと記事で気なったのは、
靴などの装備が良くなってるのに記録が伸びてないとか
駅伝チームは個性を殺してるとか
なんだか素人みたいな内容が・・・

 

 

 

まぁそれはいいとして

確かに勝負面でも記録的にも
ここ最近大型大会で日本人の活躍を聞かない。

昨今いわれ続けている

世界との差

これは現在の世界トップ10の
ベスト記録との差なのだが

 

 

 

ただ記録を追って行くと
面白い傾向が見えて来る。

ここで、1984年のロサンゼルス大会以降の
オリンピックでの男子マラソンの記録を見ていくと・・・

参考:歴代オリンピック男子マラソン記録

2016年 リオデジャネイロ 2:08:44
2012年 ロンドン 2:08:01
2008年 北京 2:06:32
2004年 アテネ 2:10:55
2000年 シドニー 2:10:11
1996年 アトランタ 2:12:36
1992年 バルセロナ 2:13:23
1988年 ソウル 2:10:32
1984年 ロサンゼルス 2:09:21

平均

2:10:02

平均すると優勝タイムは2:10:02

世界のトップ記録からは7分も遅い

オリンピックの金メダルの記録は
全体的に遅い様だ

最も早かったのは2008年北京
最も遅かったのは1992年バルセロナ
差は0:06:51

グラフにすると・・・

確かに右肩下がりで記録は32年かけて
徐々に落ちていっているが、
そもそもどの記録も世界トップ10には入っていない。

 

 

 

 

この間の

日本人各大会のベスト記録は・・・

2016年 リオデジャネイロ 2:13:57
2012年 ロンドン 2:11:16
2008年 北京 2:13:26
2004年 アテネ 2:13:11
2000年 シドニー 2:17:21
1996年 アトランタ 2:17:26
1992年 バルセロナ 2:13:45
1988年 ソウル 2:11:05
1984年 ロサンゼルス 2:10:55

平均

2:13:36

平均するとタイムは2:13:36

優勝記録との平均さは0:03:34
最速はなんと1984年ロサンゼルスの

瀬古俊彦選手の記録、2:10:55

この32年間未だにオリンピックでのベスト記録が生まれていない。
グラフにすると、

ほとんど横ばいといった感じ。
これだけ見ると、この32年間
日本人のオリンピックでの記録は伸び悩んでいるといえる。

 

 

 

だけど、よくみると
金メダル記録との平均差は3分ほど

あれ??思ったほど大きくないな・・・。

 

 

 

そもそもオリンピックでの男子マラソンで

日本がこの32年間に獲得したメダルは
バルセロナ大会の銀たったの一つ

となると、お家芸とは言えないw
どちらかといえば古豪といったところ。

 

 

そして、日本人がメダルを最後に獲得した
バルセロナ大会での記録は2:13:45と遅い記録でも獲得している。
この記録は去年のリオオリンピックの佐々木悟(16位、2:13:57)と互角だ。

 

ここで要点をまとめると・・・

オリンピックでは全体的に記録が落ちる。
日本人は32年間記録が伸びてない
金メダルとの平均差は3分。

って感じになる。

 

 

 

ここで本題、

東京オリンピックで
日本人はマラソンでメダルを取れるか?

上の記録だけを追って行くと

メダル獲得は十分可能だと思う。

なぜなら、夏のオリンピックは全体的に思った以上に遅く
日本の記録との差が3分程度なら十分射程圏内。

 

 

ならナゼ今までメダルが取れていないのだろう?

メダルを獲得するには
現状何が足りないんだろう?

 

 

それは去年11月の福岡国際マラソンの結果表をみると
何となくわかってくる。

※表の選手名は敬称略

これをみると

日本人は後半30キロ以降の
失速が目立つ。

唯一粘り強く食らいついていたのは川内選手だけ。
記録面でも酷い崩れ方はしていない。

 

 

 

つまり

足りないのは
持久力と粘り強さ!!

なのかもしれない。
個人的に持久力は経験とメンタリティが充実していれば
今の実力でも思う存分発揮できると思う。

 

 

 

東京オリンピックは日本。
つまりホームグラウンド。

地の利がある。

日本の気候に慣れている選手ならば好記録も期待できるし、
逆に海外勢の記録が伸び悩むことも十分可能性がある。

記録面では02:09:00台を切れれば
メダル圏内に入ることが出来ると予想。

少なくとも02:10:00台ならわずかに可能性を感じる。

 

レース全体を通して、
一定して安定した走り方が出来れば・・・
確実にメダルは手に入る!!
東京オリンピックまであと3年の期間がある。

チャンスはいくらでもある!!

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