新潟山で遭難していた親子が遺体となって発見されたというニュースをみた。
1000メートルにも満たない山で親子はどうやって登り、
どうやって迷いこんな結末になってしまったんだろう。
実は今年の3月にも奥多摩で13人の遭難事故が発生している。
ほかにも昨今の遭難者数増加に対する警鐘も
もともと登山は敷居の高いもの。
心にとめておく教訓。 pic.twitter.com/7xsqXtolhN— 半袖船長@6/10飛騨高山ウルトラ100K (@CaptainHansode) May 30, 2018
ということで、
改めて遭難について考えさせられた。
そこで為になりそうな動画をみつけてきた。
こちらは政府インターネットテレビで公開されている
山岳遭難防止のための5つのポイント
遭難防止のための5つのポイントを抜粋すると・・・
ポイント1、登りたい山ではなく「登れる山」
いきなり自分の体力、技術を超えた山に登るのではなく
自分のレベルにあった山に登ることが大切なんだそうだ。
そして
必ず登山計画書(登山届)を警察などに届け出ること。
かつ家族や友人にも行先を伝えておくことが重要だそうだ。
面倒だとおもってもこれは万が一に備える重要な事。
ポイント2、絶対忘れてはならない装備品
解説に出てきた必ず携帯する装備はこれだ。
雨具、防寒具、ヘッドランプ、応急用品、
地図・コンパス、携帯電話、スマホ+予備バッテリー
夏山といえど飴が降ったり風が出て来ると山の上は寒さを感じる。
時には秋冬のように気温が下がることも考えられる。だからこそ防寒装備は重要なんだな。
ちなみに、防寒装備は濡れないようにビニールに入れるなどの工夫が必要だと思う。
ヘッドライトは万が一の為。地図、コンパスは言わずもがな。
応急用品は、消毒薬、ハサミ、テーピング、ポイズンリムーバーなど。
ガーゼやマスクがあってもいいと思う。
個人的にはGPSと笛も持っていった方がイイともう。
GPSの説明はいらないだろう。
笛については遭難した際に笛で居場所を知らせる道具につかえる。
ほかに発煙筒を持っていってもいいかもしれない。
遭難時に煙で居場所を知らせることが出来る。
ポイント3、せっかく来たんだからは×
ちょっとガスってるし雨が降ってる。体は疲れているけど・・・
でも、
せっかくここまで来たんだから
もう少し行ってみよう。
という無理な判断が致命的にもなりかねない。
もしかしたら天候が急変するかもしれないし思っている以上に体がばてているかも。
早めに登山を中止する勇気も大切なんだ。
ポイント4、下山の時こそ細心の注意
下山の時は体力も減っていて足腰に疲労がたまり注意力が低下して転倒や滑落の危険が高まる。
だからこそゆっくり慎重にを心がけること。
意外にも下山中の道迷いにも注意が必要なんだそうだ。
下や地図を見ていて周りの案内標識に気付かなかったりすると、
途端に道に迷ってしまう。
そこで最後のポイント
ポイント5、もし道に迷ったら引き返すこと
道に迷うとパニックを起こし早く下山しなくてはと下に降りようと焦ってしまう。
この時に無理に下山しようとすると突然崖になっていて滑落することも・・・
道に迷ってしまったならば、下らずに登り返し、
景色が開けたところを探して目印になるものを見つけるのが1つのセオリー。
兎に角焦らない、急がない、慌てない。
迷った時こそ最も冷静に行動しなくてはいけないんだろうな。
他にもこんな動画があった。
一度見ておくと為になるかも。
そもそも遭難ってなんだろう?
という基礎知識を持っているだけでも遭難に対する心構えが変わってくるように思える。
自分は大丈夫。
なんてことは誰も補償していない。
慢心や油断が命にかかわる事故を起こすかもしれない。
いつでも一定の緊張をもって山に入らないといけない。
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