ブラックホール論争再び!?


ブラックホール

すべてを飲み込み
光すら脱出できない
暗黒の超重力天体

かつては光り輝いた
星の成れの果て

ブラックホールの研究が盛んになり
さまざまな発見があった

その発見の裏では、学者たちを二分する

ブラックホール論争
があったのは知っているだろうか?

ホーキング博士とサスキンド博士らが
10年以上もの間、激論をかわした

どんな議論だったか?

簡単にまとめると

ブラックホールは飲み込んだモノを
この宇宙から完全に消し去るのか?

一見ブラックホールに落ちたものは
この宇宙から完全に消え去るように思えるのだが
実は、この”完全に消え去る”という事象は
物理の常識からはあってはならない事だったのだ。
理論は熱力学や量子論などで確認されている

決着は2004年、
ホーキング博士が自らの理論が誤りであったと認め

ブラックホールは飲み込まれたモノの情報を
ブラックホール表面に蓄積している

という考え方でまとまった

正直、ブっとび過ぎて、素人には理解するのも難しい

そんなブラックホール論争が
再び起きようとしている

事の発端はまたもやホーキング博士

博士によると

光が無限に抜け出せない領域
という意味でのブラックホールは存在しない

これ言い換えると

ブラックホールから何等かの形で
落ちたモノが脱出しているとも捉えられる

今までブラックホールは、
事象の地平線という、デッドラインを超えると
宇宙最速の光ですら脱出できないとしてきた

この考え方が、もしかしたら
間違っていたのかもしれないという
博士の主張なのだ

記事によると、ブラックホールは
情報とエネルギーを新たな形で開放するとある

飲み込まれたモノの情報は消失しないという
以前のブラックホール論争の結論から
さらに発展した考え方だ

さて、このホーキング博士の新たな問いに
どんな答えが待っているのだろうか?

ブラックホールの暗黒の奥に潜む謎は
まだまだこれからも現れてきそうだ

 

動画はブラックホールに落ちたらどうなるかを
シミュレーションした映像である

カメラ酔いに注意!

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