※サムネイルはただのズームフライです!
先月、市民ランナー界隈だけでなく世間を大いにざわつかせていた
「ヴェイパー規制問題」
結局今のところヴェイパー自体は規制されない方針で一旦は決着が付いたかと思っていたら、続報があった。現行のヴェイパーは規制去れないけれど、次世代の超厚底シューズ「アルファフライ」は規制の対象になりそうだ。
新ルールは以下の様になった。
シューズの厚さは最大40mmまで
シューズに埋め込む事の出来るプレートは1枚まで
ただし、スパイクピンの取り付けの為のプレートの追加は認められる。
シューズは大会4か月前までに市販されたもの限る。
ということは、アルファフライは3枚のプレートに厚さが50mmなので規制にかかる。現行のヴェイパーはこれにあたらない。ナイキとしてはアルファフライは規制になったが、ヴェイパーの技術は禁止ではないので、今後はアルファフライのコンセプトをヴェイパーのモデルにオーバーライドしたような、さらなるアップデートモデルがでるのかも。
3月は新モデルの発表祭り!?
新ルールはナイキ以外のメーカーにも影響がある。箱根駅伝やニューイヤー駅伝では、ナイキ以外のメーカーのプレート入り新モデルが使用されたが、 それらはプロトタイプであり、まだ一般市場には出回っていない。ミズノのプロトタイプは色すらついていない真っ白なシューズだった。東京オリンピックまでに導入するとなると、少なくとも3月には発売する必要がある。
ミズノは「反撃」と題して特設サイトが作られている。新しいモデルは既に完成済み。あとはデザインだけ。3月中の発売は恐らく可能だと思われる。
アシックスの「メタレーサー」と呼ばれる新モデルもニューイヤー等で使用されているから発売までは秒読み段階かと思われる。もしかしたら、去年のメタライド発表と同じく東京マラソンのエキスポで発表っていうのもあるかも。
ホカオネオネは去年の東京マラソンで一色選手の足を飾ったカーボンロケットがあるが、アップデートモデルの発表などは今の所ない。
アディダスはアディゼロタクミセン6を発売しているが、プレート入りだったり、次世代モデルなるものは未だに発表がない。オリンピックというビッグイベントの年に新作発表無しとは余り考えられない。アディダスの新作はいつ出るだろうか?
ニューバランスはハンゾーシリーズの新カラーモデルを発表している。恐らく東京マラソンでは神野選手が着用すると思われる。さらなる進化モデルは今後登場するんだろうか?
こうみていくと、
3月の東京マラソンは新作を発表する絶好の機会。
東京マラソンを境に各メーカーの新ラインナップが一気市場に投入されるかも。いや、国際陸連が既に新規定を発表してしまったので3月には何かしらかアクションを出さないとナイキ一強を許してしまう。全てのメーカーから新作発表とはならないかもしれないが、少なくともミズノとアシックスは何かやってくると思う。
そうなればランナーとしては何かと楽しみが増えて嬉しいんだが。
とにかく各メーカーのシューズ開発争いもどんどん激化しそう。
果たして打倒ヴェイパーを成し遂げる新プロダクトは誕生するんだろうか?
この3月、特に東京マラソンは何気に見逃せない!