スカイウォーカーの夜明けを観たら色々語りたくなるよな


スターウォーズ、スカイウォーカーの夜明け。
観てきました!!

ここからはネタバレしているので注意!

ネタバレ注意

ひとまず感想から

「良かった」という一言が感想。

すこし乾いた意味もあるけれど、無事に終わったなぁという感じ。

最後のジェダイでブチぎった部分が元に戻った。いや戻した。
そして、ひたすらスターウォーズに媚びるように作られた。
正直いうと、そんな印象が凄く強かったなぁと。

ただ、だからこそ、あれ?じゃぁ最後のジェダイで見せた
ある意味ではこれからは「新しいスターウォーズやっていきます」って宣言はどうなるの?って。
最後のジェダイは何だったん?というハテナが残っちゃうんですよね~。
最初から、今回の方向で行けばよかったのに・・・とも。

Riverさんが素晴らしい考察、指摘をしてくれた

洋画ポップカルチャーの情報を発信してくれるRiverさんが
スカイウォーカーの夜明けについて、
やや辛辣、辛口ながらも素晴らしい感想記事を書いてくれた。

嫌いなら嫌いとはっきり言う。
率直、素直にスカイウォーカーの夜明けを総評する姿勢は見習いたい。

そして、記事は2人の記者、2人の視点からスカイウォーカーの夜明けを振り返っている。
一方は最後のジェダイ否定派、もう一方は肯定派だ。
どちらの主張も言いたいことが分かるし、的確に要点をまとめ上げてくれている。
ただ、どちらもスカイウォーカーの夜明けについては、疑問を投げる。

「ジェダイの帰還」と「エンドゲーム」のパロディ。

ファンサービスを散りばめ、結果として未来の芽を摘んだ。

と厳しい言葉が並ぶ。

本作は米映画批評サイ「ロッテントマト」での批評家の評価が良くない。
もしかしたらRiverさんの記者達と同じような感想をもった批評家が多かったのかもしれない。

一般の観客の評価はまずまず高い。やはり最後の大団円作品。
多くの人は楽しめているみたいだ。

予想は大体外れていたww

スノークの正体がサラっとした説明で終わるって点と、
ラスト、スカイウォーカーはレイに受け継がれた。って点はあっていたかな?
(というか、その方向性以外に思いつかないし)
他は悉く外れたw。ハズてよかったけど。

でもまさか、やらないだろう。と思っていた、急激な起動修正は意外だった。
スターウォーズと言えば冒頭のあらすじのテロップ。そのテロップで皇帝が復活。
いきなり冒頭での復活宣言に「いきなりですか!」と思わず心の中で突っ込みが入る。
次のには「スノークは自分だった」とあっさり正体を語るゾンビ皇帝パルパティーン。
この展開はあまりにも単純すぎてやらんだろう?と思っていたけれどJJ監督はあっさりやってしまった。
むしろ、そのほうが、いさぎが良いと言えるのかも。

そして、誰でも無い、ただの酔っぱらい庶民の子供、とされていた

レイの正体がパルパティーンの孫娘
レイ・パルパティーンだった!!
って、それ!
ファンが散々予想してたヤツですやん!!

そう、前作最後のジェダイ公開前のファンたちの考察合戦では、
レイの正体はパルパティーンだったという予測が多くあった。
自分もそう予想していた一人。
この設定なら、スカイウォーカーとの因縁が深まっていいじゃない!
なんて最後のジェダイ前には散々妄想していた。

結局レイの正体は最後のジェダイの時点では、誰でもないとなったわけだが、
これもスカイウォーカーの夜明けでひっくり返した。
JJ監督はためらわずやってのけた。

おかげで、物語の最後に

パルパティーンがスカイウォーカーに。
遂に光と闇の調和がもたらされた。

という本作の狙いの一つが演出されるのだが、
最後のジェダイの挑戦が無駄に終わってしまった様に思えるのも確か。

急いで元に戻す

そんな印象が強い。


血など関係ない。光も闇も、シスもジェダイも関係ない。ファーストオーダーもレジスタンスも。
ルークは大切なはずのライトセーバーをポイっと捨ててしまい、
ベンはマスクを砕き、レイには特別な出生はあたえられず、大ボスもあっけなく死んだ。
そして、過去のスターウォーズでもやらなかった回想シーンやスロー演出。
更にはフォースの新要素。

最後のジェダイを見たときに感じたのは「ブッチぎったなぁ」だった。
あまりにも過去作をド返しするような展開に観終わった後に色々と興奮していた事を覚えている。

そんな最後のジェダイがある意味壊してしまったものを元に戻す。

シスの暗黒卿が復活し、ルークは投げられたライトセーバーを拾い上げ、
最後のジェダイで砕いたレンのマスクは復元され、
ポーは戦闘機に乗り、フィンは元ストームトルーパーという過去を思い出す。
レイには特別な血筋が用意された。
あれほど重要なポジションを用意されたローズは画面の片隅で忘れられ、
ポーグもお情け程度で画面に映る。

ここまでやると
最後のジェダイを忘れたのか?
いや忘れたいのか?と思うわけだ。

それでも、しっかり最後のジェダイのエッセンスも引き継いでいる部分もある。と個人的には思うんだ。
フォースの新しい技は最後のジェダイの拡張だった。いい意味でも悪い意味でも。

ルークがライトセーバーを拾い上げるシーンは、最後のジェダイの上手い韻とも解釈できる。
フォースの覚醒でも最後のジェダイでも揃い踏みしなかったレイ、フィン、ポー、チューイ、C3PO達は皆でファルコンに乗り込む場面もは、
ある意味ではそれまで画面に、ファイルコンに勢ぞろいすることのなかった最後のジェダイの上手い切り替えしともいえる。
ある意味JJ監督からの答えの様にも感じる。
「最後のジェダイを無かったことにはしていない。」監督自身もそう言っていた。

元に戻して、使える部分は使う。

良しと捉えるのか、ダメになったと捉えるのか?
これはファン達への問いかけなのかもしれない。

広くそして浅く

全体的に新しいキャラなどの真要素が登場するのだけれど、
その要素一つ一つに深みが無く、新要素を追加したことで
今までのキャラクタたちにも、しわ寄せがいってしまい、
最後にしちゃ随分浅くなっていた印象をうけたのも確か。

まず、ランド・カルリジアンのカムバック。
ストーリー上ファルコンを操縦する者、銀河系から同士たちを集める者が必要で
彼に白羽の矢が立つわけだが、必然性があまり感じられないんだよね。
ローズ達じゃダメだったのか?他のキャラじゃだめだったのか?って。

そのローズも少ないセリフと登場回数。彼女とフィンの関係はどうなったのか?エンドアの案内人として登場するジャナはフィンと共に敵艦を破壊する任に着くが、
それこそ、このジャナのポジションはローズだったんじゃ?

ハックス将軍の裏切りという展開を盛り込んだことで
敵の指揮官として新たに登場したプライド元帥も、
カルト的なシス信者ってくらいでキャラクタに対する感情が深まらない。
あの敵キャラに対して憎さが全く湧かないんだ。

C-3POの記憶が消えてしまう!と焦るもR2D2がアッサリ修復。
ポーのハッピーエンドの為に用意されたようなゾーリという女性兵士。
実は裏で暗躍していたシス教団。
新たなドロイドD-O。
殆ど一瞬しか登場しないアクバー提督の息子。
レジスタンスの片隅でレイアの死を看取るだけのR2D2。
海から浮き上がるXウィング。ハン・ソロの幻影。
そして、ラスボスとして復活するダースシディアスことパルパティーン。

どれもが、やけに浅い。

もちろん嬉しい部分、面白い部分もある。だが浅い。
それに最後のジェダイのキャラクターは殆ど再利用去れなかった。
カントバイトの子供たち、DJには一切触れない。

今までの伏線を丁寧に回収するだけでも大変なのに、そこに新要素を加え、
最後のジェダイの話をある意味寸断してしまったため深い部分が作れなかった。
表面ばかりを綺麗にラッピングしたが中身はスカスカ。
新キャラは出さなくてもいい、映画の時間も少し伸びてもいい、
だからもう少し丁寧に深く描いてほしかった。

そういえば、

吹っ飛んでいったヴェイダーのマスクはどこいったよ??
誰か拾いました??

われらがウーキーに至っては悲劇の物語、つらい人生の終演になってしまった。
チューバッカはハンソロという相棒を失い、ルークを失い、ついにレイアも失った。
全てを失ったも同然の彼の元へ、マズ・カナタが届けたのは「新たなる希望」で渡されたメダル。
あのメダルを渡されても、ただただ悲しいだけな気が・・・。
希望は常にあると言いたいのか?

無難な選択肢しか無かったと思う

最後の大団円を迎えるのに、ラスボスは必須。
アベンジャーズエンドゲームではサノスという最強の敵を全員かかりで倒す。
文字通り全員ががかりで。

では?スターウォーズは?
現代の神話とまで言われたスペースオペラの最後。

カイロ・レンを華々しくやっつけて終わり?
ありえない、それではベンが余りにも不憫だし、スカイウォーカーの夜明けの副題に相応しくない。
彼はベイダーいやアナキンと同じくライトサイドに戻ってきて、贖罪の為死ぬのだ。

じゃぁ、ラスボスは?ハックス将軍?あのヘタレが?ないないない。
ここで新しく敵を用意しても、何かイマイチだ。

ほかにあり得るのは、スノークの復活だが、どうにもハマり切らない。

と、なれば、選択肢は残されてない。
そうだ、シリーズ通して最悪の敵を倒そう。
ダースシディアスこと皇帝パルパティーンの復活だ。
ファーストオーダーもスノークも、全部彼と彼を熱狂的に支持するシス教団が操っていたのだ。

こうして考えていくと、無難で分かりやすい選択肢しか残されていなかったと思う。
あとはどうやって組み立てていくかだけだ。
どうやってピンチを作ろう?どうやって彼を倒そう?
考えれば考えるほど、無難な話に落ちていく。

それは悪いことじゃない。むしろ個人的には好みだ。
ややこしい展開は要らない。説得力があればいいだけだ。

惑星を破壊出来る兵器(またか・・・)を搭載した新型スターデストロイヤー艦。
その名の通り、本当に惑星を壊せる力を得たスーパーシップを何十隻、いや何百隻も用意した。
ファイナルオーダーなる作戦をパルパティーンは立案する。
このままでは銀河中の惑星が一挙に破壊されてしまう。
これでピンチは出来た。あとはこいつらをミンナでやっつけるんだ。
そして、ラスボスは主人公が倒すんだ!

方々での感想で言われている「パルパティーンを何で出したの?」とか「最後の演出はスターウォーズっぽくない」とか。
そういった意見も凄くわかるが、そう選択せざる得ないと思うんだよね。
JJ監督も本当に難しい課題を投げられたものだ。

それにしてもだ、皇帝陛下は「シスの復習」の時こそ頭がキレッキレで、
表裏で暗躍し、ジェダイを一斉に暗殺するという手回しの良さがあった。
ところがだ。デススター完成以降は、やたら巨大兵器、超破壊兵器にこだわる。
建造しようとしていた第二デススター、
複数惑星破壊が可能なスターキラー基地、
小型デススターと呼ばれたバッタリングラムキャノン、
そして今度は、惑星破壊砲を備えたスターデストロイヤー大艦隊

火力インフレが止まらず、最終的にはクラスタ化したデススターが登場した。
(まぁ無事に全滅するんだけどねw)
「今の惑星破壊は並列化の時代よ!!」とでも言いたいのか?
あぁ、皇帝よ、わが君よ。余りにも戦略が単純すぎるのでは?
あなたほどの頭脳があれば練りに練りつくした最高の戦略を作れるのでは??
もしかしたら皇帝陛下はデススターが超お気にで、壊されちゃったから何とか同じものがほしかったのかも。(子供か!)

でもやっぱり楽しいし、あと寂しい

色々と考察出来ることが多いけれど、それを考えるのが実は楽しいし、
映画の、スターウォーズの醍醐味だと思う。
否定派、肯定派それぞれの意見を聞くのも面白いし、色んな考えから刺激を貰える。

なんだかんだ、とケチをつけながら、
やっぱり楽しんでる自分がいるわけだ。


語りたいって事は、その感情がポジティブでもネガティブでも楽しんでいる事に違いはないと思う。
結局、楽しかったのだ。

そして、最後のファンファーレを聞いたとき、
これでスカイウォーカー家の物語が終わってしまうんだ。と。
思えば思うほど、ただただ寂しい。
フォースの覚醒から始まった新しい物語はこうして終わり。

スカイウォーカーの旅も終わった。

何かの最終回を見ると、いつも胸が苦しくなる想いをする。
今回も同じだった。

今後もスターウォーズシリーズは作るとディスニーは発表している。
でも、恐らくスカイウォーカーは中核として登場することは無いだろう。

そうか、そうか、終わったんだね。

それを象徴するかのようなシーンが最後に用意された。

ルークとレイアを埋葬するかのように、
地中深く埋められる二人のライトセーバー。

きっと遠い未来。
遥かかなたの銀河に再び危機が迫った時。闇が復活する時。
伝説のジェダイマスター「レイ・スカイウォーカー」が隠した最強のライトセーバーを求める物語が始まるのかも。
最強のシスを倒した二振りのライトセーバーがこの銀河のどこかに隠されている!?
そのライトセーバーがあれば!!
なんてね。

それまでフォースのバランスが保たれ続ける事を祈ろう。
フォースと共に。





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