富士五湖ウルトラマラソンを改めて考察


改めて富士ウルトラマラソンを考察してみる。
今から思うと関門時間との戦いで、終始焦りながら走ったレースだったなぁ。
もともと前中盤で1時間ほどタイムを稼ぎ、
後半はその稼いだ分を削りながら完走する計画だったが、
前半に20分近くのロスをしてしまい、中盤稼いだタイムは20分程度。
最後の関門通過も閉鎖10分前ギリギリと最後の最後のまで楽にならなかった(´・ω・`)。

大会結果、118キロ部門男子は

応募数1076、出走数955、出走率88.75%
完走数573、完走率60%

自分の順位は505位
記録14:50:15

完走者573人に
まさか俺が入れるとは・・・
夢にも思わなかったよ。

 

不思議な事に、ウルトラマラソンの完走率は100キロだと大体70%になる。
富士五湖118キロの60%は納得の数なのかも。

それにしても

完走率60%は低い?
それとも高い?

 

 

ラップタイムで振り返る

改めて見てみるとラップタイムが意外な位フラットだった。
100キロ通過はおよそ12時間20分。
去年の飛騨高山が13時間40分だったのを考えると、
それなりに成長しているといえるかな?

全体ラップ推移をみてみると・・・

思った以上に安定している。

モチロン、細かくみたらジグザグで
右肩上がりにラップは徐々に落ちているのだが
全体的には6:20~7:30の間で推移。
100キロ過ぎまで粘っている。

大きくとがっている個所は長いインターバル。
70キロまでは大きなインターバルを取り、
それ以降は時間の短いインターバルが多い。
大きなインターバルが後半にないのは「関門に間に合わない!」と
気持ちが焦っていた証拠そのものだろうな。

 

6:20~7:30の部分をを拡大してみると・・・

15~30秒前後の波はあるが、7分前後をウロウロ

60キロ、80キロを過ぎでも
なんとか何とか食らいついている。

60キロ付近~80キロで一番感じたのは・・・

苦しくても脚はまだまだ動かせる!という意外なまでの耐久力。
ある意味では今までのトレーニングのたまもの?なのかもなぁ。

となると、普段から20キロオーバーのトレーニングを
沢山やったほうがいいってことか。

 

 

思った以上に難コースだった?

振り返れば結構な難コースだったと思う。

この点は事前の調査不足、
もっとしっかり事前調査をすべきだった・・・(。-`ω-)

まず、寒暖差がかなりあった。出だし4℃、日中最大で17℃と

結構な温度差。

この温度差にやられたランナーもいたのでは??

朝は息が白くなるほどの寒さで体が硬くなり、日中はアツさで汗が噴き出す。
昼過ぎくらいからはスペシャルドリンクをすて、代わりに水を入れた。
水分不足にならないように2キロおきに水分を取ったのは静かいだったかな。
それと塩飴も効果ありだった。

 

そして累計標高について・・・

細かいアップダウンに加えて、最大200メートル近い標高差。
ホントにこの高低差はシンドイの一言。

 

そして・・・

累計合計で2200メートルの登り。
なんと飛騨高山ウルトラマラソンに匹敵する。

飛騨高山では、長く登り、長く下るのだが、
この富士五湖では、細かく急に下ったり登ったり。
気付けば2200メートルのクライム。
富士の5合目から頂上までの標高差と大体同じwww

そりゃシンドイわけだわ・・・

 

さらにタイム設計が、実は飛騨高山よりも速い。
飛騨高山では1キロ当たり8:23.00でも間に合う設定だったが
富士五湖では7:36.467とタイムも早い。

関門間のタイム設計も絶妙で・・・

各関門間をクリア平均タイムよりも速く入ったとしても
その稼いだタイムは10分、20分程度。
インターバルで消費してしまうとあっという間に稼いだタイムはなくなる。
そのあたりが気持ちの焦りにもつながったんだろう。
ホントゴールが見えて来るまで、焦った焦った。

タイム設計、コースの勾配、気温差。
富士五湖ウルトラは

なかなかの難コースだったと言える。

 

 

脚のダメージから見る走り

3月終わりに悩んだ膝の痛み、飛騨高山で苦しんだ股関節の痛みは全くなかった。
走り方の改善と継続したトレーニングの効果はあったという事だな!(`・ω・´)
例の小ナミック走法も効果ありとみた。

そして、脚を支えてくれたゲルカヤノ23。

クッション性に優れているこのシューズのおかげで
最後までヒザ、腰、足首などなど、ダメージが最小限に抑えられていたのかも。
ゲルカヤノ様様だな~~(*‘∀‘)。

 

とはいえ、走り終わった脚はダメージがかなり入っていた。

特に・・・

ダメージが最も大きかったのは大腿筋。

それ以外は筋肉痛が多少ある程度、
想定以上にダメージが大腿部に集中していた。

次の日は立ち上がることが困難なレベルの痛み。
今思えば

レース中のストレッチが
足りていなかったのかも。

脹ら脛やハムストリングはストレッチしていたものの、
大腿筋のストレッチは少なかったと思う。
結果的にダメージが一番大きく出た、ということだろうか。

これは次のウルトラマラソンでも反省を生かさないと。

 

逆に痛みから分かったことがある。

強烈な痛みから、ウルトラマラソンに向けてトレーニングするなら
スクワットはなかなか効果がありそうだ。

今度から走り終わったらスクワットを何セットかやるようにしてみよう。
もしかしたら更に耐久力があがるかも。

 

 

メンタルを支えた考え方

出だしからマイナスで、前半全く楽にならなかったメンタルだったが
それでも振り返ると50キロ辺りからは気持ちが少しずつ盛り返してきていたな。

特に体が熱くなる日中は体にもリズムが出ていたし、気持ちも盛り上がっていた。

もしかしたら、
体温が高い程、粘れる体質なのかな?

ただ、焦りる気持ちもあったので、ここでは抑えていこう。
この後で盛り上がろう、と抑制したことも効果があのかもしれない。

 

それでも、80キロを超えると気持ちはしんどくなってくる。

関門付近では「次で引っかかって終わり、だったらここで止めたっていいだろう」
という悪魔の囁きがあった。
80キロ以上走ったんだ普通はやらない事。言い訳はいくらでもできる。
そんな悪魔の囁きを振り払ってくれたのは、

やめてもいいが、やめなくてもいい
という考え方。

そう思っただけで、脚が動いてくれたように思える。

 

加えて、ちょっとづつ進もうと気持ちを切り替えた事。
70キロ過ぎの関門の時に「あとフルマラソン1本分・・・(;´・ω・)」
と考えてしまったが・・・

直ぐに「まずは1キロから」と上手く切り替えることが出来た。
あとXXキロはと思わず、100メートル、200メートルの単位で
ちょっとずつ進む。

このちょっとずつ進むって考えが
かなり効果的だった。

 

事前に、ゆっくりちょっとずつ進むイメージを行っていた。

大体歩幅はこれくらい、靴一足分、足が前に出ればいい。
チョコチョコ走っていれば十分だ。
そんな感じのイメージを本番で思い浮かべて走った事で、
気持ちが楽になっていたのかも。

 

ちょっとづつ進むんだとか、ゆっくり進めばいいとか
そう考えたことでムキにならずに走れた。
それに、

そう考えることで脚の痛みや焦りから
気持ちの焦点をそらすことが出来た

ともいえるな。

これこそまさに、がんばらない、でもあきらめないの極意って事なんだろう。

 

 

次なる目標

結局、何気に楽しかったんだよねww。

 

そんな楽しみはまだまだ続く!
来月は飛騨高山ウルトラマラソンだ!

 

富士五湖ウルトラマラソン完走で自信はかなりついた!
なにせ118キロを走り切ったのだから。

そして、100キロ通過時点でのタイムを見る限り、
今年の飛騨高山ウルトラマラソンは
去年のクリアタイム13:41:35を大幅に更新できそうだ。

次なる目標はズバリ!
飛騨高山ウルトラの12時間台クリア!

もしかしたら12時間切りも??
今から走るのが楽しみだぜ!

 

飛騨高山ウルトラマラソンまであと29日

 

それでは最後に・・・

 

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