レイア姫をCGで再現すべきか?


ややネタバレ注意!

 

 

 

 

 

ローグワンが好評公開中に
不幸なニュースが世界を飛び交った。
スターウォーズシリーズでレイヤ姫を演じていた

キャリフィッシャーさんが急逝された。

まだまだ、若いのに・・・。
思えばスターウォーズは俺のエンタメの原点だった。
ご冥福お祈りいたします。

 

このショッキングなニュースと共に、
世界中のファンが不安に思ったことは

スターウォーズの
エピソード8と9はどうするの!?

だろう。
ファンならこれは気になって当然だよね。

その後のニュースで、すでにエピソード8は撮影済みとの事で、
ひとまずはエピソード8で再びスクリーンで再開できそうだ。

ただ、エピソード9はもちろん撮影していない。
どうするんだ??

ここで、おそらく多くのファンが思ったことは
ローグワンのターキン総督の事だと思う。

ターキン総督を演じたピーターカッシングさんは
すでにお亡くなりになられている。

じゃぁ、ローグワンはどうしたの??

その答えは、

カッシングさん似ている俳優ガイ・ヘンリーさんが演じ、
その顔にカッシングさんの顔を合成するといった方法がとられた。

『ローグ・ワン』“あの人物”はいかに復活したか?CGチームが最新技術の全貌を解説

 

これにはファンのみならず

CG業界界隈の人間も
さぞ感心した事は想像に難くない。

ならCGを使えばいいじゃん!
これで丸っと解決だ!!

とはならない。

なぜなら、カッシングさんの顔の合成は
限られた条件のカットで採用された。
ローグワンを観ればわかると思うが、
おもに会話で、アクション要素の少ないカット。
もっと言えば、バストアップ、ショルダーアップなど。

 

携わったスタッフの意見はまだまだ厳しい。

うまくいっている”瞬間”のシーンはありますが、
今のところ、うまくいっている”フル・パフォーマンス”は未だありません。
との言っている。

 

つまり、一見すれば本人だが、
実際は”っぽい”だけ。

と制作スタッフ自ら認めているということ。

メイキングの\記事を追って行くと、
最後の調整に相当な苦労をしたという話題が見られる。

『スター・ウォーズ エピソード9』レイア役キャリーの他界により脚本の大幅書き直しか CG蘇生の可能性は

ではやっぱりレイア姫の
復活は出来ないのか?

現状では、レイア姫のCG復活の可能性は低そうだ。
フィッシャーさん死去後に急きょ脚本が書き直されている。

予想では
もちろんかなりの条件は付くとおもうが、
ターキン総督と同じ手法で
限定的な登場に限ったCG復活はあれど
多くの場面にレイア姫が登場することは少なくなりそうだ。

 

 

さらに言えば、CGでの俳優再生には
倫理的な問題が付きまとう。

中には死者への冒涜と考える者もいる。
熱心なクリスチャンの死生観は、
思っている以上にデリケートだったりする。

死んだ人をCGで作ればいいと
安易には言えないのだ。

 

 

個人的には、俳優を変えてもいいんじゃないかと思う。

無理に再現しなくとも
いいんじゃないかと

ハリーポッターでダンブルドア校長の俳優が変わった時は
確かに最初気にはなったが、作品が崩れたわけじゃなかった。

重要なのは作品全体の雰囲気と驚き、そして完成度であって
俳優が変わってしまったからといって、
それが大きくそこなれるとは思えない・・・。

もちろん、やはり演じる人は同じでないと駄目だという人もいる。
なにせスターウォーズだからね。

これはナカナカ難しい話だ。

とにもかくにも、この一件倫理観問題、技術問題などなど
CG業界全体に新たな問題を投げかけた。

とはいえ、
制作しているのは一流のクリエイターたちだ。
きっと素晴らしい作品に仕上げてくれるに違いない。
信じて待つとしよう。

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