今日のバイク あはむとぞ思ふ


九州から香川は金毘羅!、去年も泊めさせてもらった八千代という宿を今年も使わせてもらった。勝手知ったる宿なので、どこにバイクを止めればいいかまで全部把握している。ちなみにバイクを止める、あの民家の1階は相変わらず散らかっているw

洗濯機とか普通に回ってたりするしねww

この日は、去年行くことのできなかった金毘羅様の奥社まで行くことに。

ちょっと、ナメてた・・・。

京都は伏見の時と同じく、奥社までのんびり歩いておよそ1時間半。
往復だと3時間近くかかる。おまけに石段続き。感覚的には5キロ走を軽く走ったくらいの疲労感。普段まったく運動をしない人には結構ハードだと思う。

まぁその分、奥社からの眺めは香川を一望する景観を楽しめるのだから

登ってきた甲斐はある。

奥社までの道のりには途中、崇徳天皇をまつる白峰神社と菅原道真公をまつる菅原神社がある。崇徳天皇も菅原道真公も昔は怨霊として恐れられた人物だ。そしてもう一社、常磐神社という場所がある。あとあと知ったのだが、徳川光圀つまりあの水戸黄門の神社がある。
もしかして、水戸黄門って怨霊?だったのかな?

金毘羅様を一見して気づけばすでに午後1時過ぎ。
讃岐富士を片目に一路白峰寺へ。

先も上げた、怨霊と恐れられた崇徳天皇ゆかりの寺。かつて中世の朝廷は崇徳天皇の怨霊を恐れた。国家滅亡を誓い生きたまま天狗となり憤死したとされる崇徳天皇は今でも100年ごとに鎮魂祭がおこなわれている。

が、ここ讃岐では地元の氏神として崇徳天皇は崇拝されている。

前にも載せたが
竹田恒泰氏いわく
怨霊は、呪う人と、それを信じる人がいて初めて成立する
つまりは、信じる人がいなければ崇徳天皇も怨霊ではなかった

崇徳天皇はこんな歌を残している

瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ

これは恋の歌

川の瀬の流れが速く、
岩にせき止められた急流が2つに分かれる。
しかしまた1つになるように、
愛しいあの人と今は分かれても、
いつかはきっと再会しようと思っている。

なんて胸キュンな歌だろうか。

一体どんな思いでこの歌を歌ったのか?もしかして、崇徳天皇が最も嘆いたのは、

今生で恋人と一緒になれなかったことなのかも?

そんな事を思うとロマンチックが止まらない。

この日は、この旅で最もお金を奮発して食い放題がある宿に行ってみたのだが・・・ま、まじか・・・
なんか知らんが高級ゴルフリゾートを予約していたようだ。。。
こ洒落たバイキング、やたら設備がいいお風呂。
うわーー、俺はここには似合わないよ・・・
もっとこうオバチャンとかが出てくるところの方がええ・・・
その方がええよ・・・
といいつつも、お風呂やら食い放題やらをそれなりに楽しんでしまった・・・

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